第94回宮様ノーマル 2023/03/03(金) 宮の森ジャンプ競技場

2022-2023シーズン

シーズン3度目の岩佐姉弟同時優勝

毎年、3月第1週の金土日が恒例の宮様大会。

今年も例年通り、金曜がノーマルヒルで、土曜がコンバインド、日曜がラージヒルとなり、早い時期から仕事関係の調整をしたうえで、金曜の朝から宮の森へやってきました。

この日は、午前中にコンバインドの公式練習とPCRが有り、その後にスペシャルジャンプの試技が11時頃から。
よって、12時頃には本戦が始まり、普通に進めば15時前には表彰式まで終わる予定でした。
が・・・

女子組:明香選手、2本揃えて宮の森3連勝

風の影響で午前中のPCRが延び延びになり、12:55にようやく始まった
1本目

開始後も風が目まぐるしく変わり、
強い向かい風の中で飛んだ櫻井梨子 選手が92メーターながら2位



直後に飛んだ一戸くる実 選手は、85.5メーターで3位



ほぼ無風で飛んだ岩佐明香 選手が89メーターで1位での折り返し。



女子組 1本目終了

10点の大差を付けてハルカ選手がトップ。
梨子選手とクルミ選手が僅差で2位3位に並び、
4位~6位には、五十嵐彩佳 選手、久保田真知子 選手、小林諭果 選手が続いています。


2本目

1本目6位のユカ選手が、93メーター



マチコ選手は、強い向かい風にも乗って、97.5メーター

途中で飛び過ぎを感じて降りたために飛型点が減点され、ユカ選手のポイントに届かず暫定2位になりましたが、怪我せず着地できたことが何よりでした。


アヤカ選手は82.5メーター
暫定3位にランクされ、残り3人です。



クルミ選手は92.5メーター

僅か0.2p差でユカ選手のポイントに届かず、暫定2位。
ユカ選手の表彰台が確定。


梨子選手は、88.5メーター

暫定3位となり、クルミ選手が表彰台へ。


そしてラストのハルカ選手、94メーター

結果的に、2位以下に20p近い差を付けてハルカ選手の圧勝となりました。


優勝決定後、花道を引き揚げて来られたハルカ選手。
とても嬉しそうな笑顔です。

宮の森の大会では、カツゲンカップ、札幌オリンピック記念に続き、3連勝となりました。


女子組 公式成績表




少年組:マサキ選手、ライバル達を僅差で交わして逃げ切り優勝

1本目

2日前の札幌オリンピック記念で初めてこの台を飛んだ成田絆 選手が、82メーターで2位。



中村正幹 選手は、91メーター飛んで1位。



今シーズンここまで少年組での優勝が続いていた坂野旭飛 選手は、ほぼ無風の中で75メーターに着地して3位での折り返し。



1本目目は、マサキ選手、アツシ選手、アサヒ選手の順となり、
4位~6位には、森恢晟 選手、西方遥人 選手、中学2年生の佐々木星語 選手が続く展開となりました。

2本目

6位で折り返したセイゴ選手、73.5メーター

少年組の暫定トップとなって入賞が確定し、ガッツポーズも出ました。


カイセイ選手が、74.5メーター

暫定トップに立って、残り3名。


アサヒ選手、79メーター

納得行くジャンプでは無かったようですが、それでも表彰台は確保。


次のアツシ選手は、80.5メーター

アサヒ選手を1.0p上回り、2位以上確定。


そして、実況の堅田千恵 さんが「なかむらー」の後で「なおきー」と言いそうになりながら、なんとか堪えて「まさきー」とコールされた中で飛んだマサキ選手は、70.5メーター

1本目の貯金が効いて、逃げ切り優勝。


優勝決定直後のマサキ選手。良い笑顔です。



2位~5位には各地の高校2年生がスラリと並びましたが、6位に中学生では1位のセイゴ選手が入り、杉山律太 選手ら高校生数人をも上回っての入賞は見事でした。

少年組 公式成績表




成年組:勇研選手、優勝確信のガッツポーズ連々発!!!

1本目

一昨日の札幌オリンピック記念も制している岩佐勇研 選手が、唯一人K点を越えてトップ。
89メーターの佐藤慧一 選手が2位、
87.5メーターの竹内択 選手が3位に付けました。

成年組1本目終了

4位~6位には、清水礼留飛 選手、池田龍生 選手、工藤漱太 選手が付けています。


2本目

10位折り返しの小林朔太郎 選手が、94.5メーター

暫定トップに立って、残り9人の結果を待ちます。


8位折り返しの竹花大松 選手、87.5メーター

朔太郎選手を僅か0.6p上回り、この時点のトップにランク。


龍生選手が、87.5メーター

ダイマツ選手と朔太郎選手の二人に僅差で抜かれ、暫定3位。


タク選手は、89.5メーター

表彰台確定。


ケイイチ選手、91メーター

トップに立って、いよいよラストジャンパー。


最後のユウケン選手は、95.5メーター

過去に何度も見せて貰ってきた勇研選手のガッツポーズですが、これほどまでに力強く、何回やっても足りないくらいの喜びが籠ったのを見たのは、初めてだったかもしれません。

結局この日も、カツゲンカップ、札幌オリンピック記念に続き、今シーズン3度目(全部、宮の森)の岩佐姉弟同時優勝となりました。

2位3位には、今期W杯遠征経験の有るケイイチ選手とタク選手が入り、安定して上位に入っているダイマツ選手が4位。

2本目に5人抜いて上がってきた朔太郎選手と、順位を下げたものの入賞圏内に残った龍生選手の慶大4年生コンビが、5位6位に並びました。


成年組 公式成績表




表彰式 女子組

1位 岩佐明香 選手(大林組)
2位 小林諭果 選手(CHINTAI)
3位 一戸くる実 選手(CHNTAI)



4位 櫻井梨子 選手(あいおいニッセイ)
5位 久保田真知子 選手(早大2年)
6位 五十嵐彩佳 選手(ガスワン)



表彰式 少年組

1位 中村正幹 選手(東海大札幌高3年)
2位 成田絆 選手(花輪高2年)
3位 坂野旭飛 選手(下川商高2年)



4位 森恢晟 選手(東海大札幌高2年)
5位 西方遥人 選手(飯山高2年)
6位 佐々木星語 選手(札幌日大中2年)



表彰式 成年組

1位 岩佐勇研 選手(東京美装)
2位 佐藤慧一 選手(雪印メグミルク)
3位 竹内択 選手(team taku)



4位 竹花大松 選手(土屋ホーム)
5位 小林朔太郎 選手(慶大4年)
6位 池田龍生 選手(慶大4年)




表彰式が終わったのが16時45分。
宮の森に8時間以上も居て、ようやく下山して宿に入ったのは18時少し前でした。

私は好きで来ているだけなので構わないのですが、選手や運営に携わっている方々は本当にお疲れ様だったと思います。

今回も、最初から最後まで観戦させて頂き、有難うございました。




下記YouTubeチャンネルに、今大会で撮影させて頂いた全動画を投稿しておりますので、宜しければこちらも併せてご視聴ください。
第94回宮様ノーマル 2023/03/03(金) 宮の森ジャンプ競技場 – YouTube