第96回宮様コンバインド 2025/03/01(土) 宮の森ジャンプ競技場&白旗山競技場

2024-2025シーズン

前日に比べると、かなり風が弱まった感の有った宮の森。

9:00から始まった公式練習は、割とスムーズに進行し、9:45から本戦が開始されましたが、一人飛ぶたびにレッドになるくらい遅々としてなかなか進まず。

それでも、出場者は42人なので11時過ぎには全員の前半ジャンプが終了。
後半クロカンのタイムスケジュールにも影響せずに進行できたのは良かったです。

女子組

出場は8名。うち7名が中高生です。

前半ジャンプ

Bib.3 #山﨑詩由衣 選手、64.5メーター(52.7p)
Bib.6 #菊池楼紗 選手、84.5メーター(69p)
Bib.7 #藤原柚香 選手、82メーター(64.2p)
Bib.8 #池田葉月 選手、78メーター(72.4p)

葉月選手がトップスタートをゲットしましたが、
2位のロウサ選手とは14秒差で、走力の有るユズカ選手とは33秒差。
ロウサ選手と4位ジュイ選手の差が65秒なので、

過去のレースでの実績から見て、
葉月選手vsユズカ選手の優勝争いと、
ロウサ選手vsジュイ選手の表彰台争いに
なりそうなタイム差となりました。



後半クロカン

今年も、公共交通機関とレンタカーを組み合わせながら、約2時間かけて白旗山へ移動。
そのため、今年は、前半ジャンプ観戦の途中で、宮の森から退散せざるを得ない状況となり、ジャンプの動画はあまり撮れませんでしたけど、まあ仕方が有りませんね。

スタートシーン

スタート地点から真正面に向かってきた後で、最初の登りに向かって行く選手達を望めるこの場所は、私がかなり気に入っている場所です。

数年前(コロナ禍の時期)は、観客エリアが限られていた関係で、この位置には行けなかったのですが、今ではご覧のように撮影させて頂け、スタート直後の選手達の表情まで映像に残すことが出来ています。


2.5km(中間)地点

葉月選手が先頭で通過しましたが、
33秒後にスタートしたユズカ選手が、1周目途中でロウサ選手を抜いたうえで、7秒後に迫っています。

約20秒離れた3位をロウサ選手が走り、
4位のジュイ選手はロウサ選手との差は40秒ほどになりました。


ゴールシーン

競技場内にトップで戻ってきたのは葉月選手ですが、そのすぐ後方にユズカ選手。
周回中の状況は分かりませんが、おそらく途中で追いついた後は並走して、ラスト勝負に備えていたのでしょう。

バックストレートの電光掲示板を過ぎた所で、ユズカ選手が前へ出て、そのまま引き離すかと思いきや、最後の直線で葉月選手が追い上げ返し、それでもなんとか逃げたユズカ選手が先にゴール。

ジュイ選手がロウサ選手との差を1分近く詰めましたが、最後は8秒差でロウサ選手が3位ゴール。

5位リオナ選手、6位リン選手、7位アオイ選手も、頑張って完走されました。



見事、3位から逆転優勝のユズカ選手

高校の先輩・葉月選手とのマッチレースを制し、とても嬉しそうに金メダルを見せて頂けました😄


男子(少年組、成年組)

男子は34名出場で、そのうち、中高生13名が少年組として順位を競います。

前半ジャンプ

Bib.25 #海沼史人 選手、88メーター(89.1p)
Bib.30 #千葉大輝 選手、81メーター(87.2p)
Bib.32 #成田絆 選手、97メーター(106.5p)
Bib.34 #山﨑叶太郎 選手、86.5メーター(95p)

アツシ選手がトップスタートで、46秒離れてキョウタロウ選手、
70秒後フミト選手、77秒後にタイキ選手。

上位4人から30秒以上離れて #清水亜久里 選手や、#中澤拓哉 選手、#横沢雄咲 選手、#山川伶欧 選手らが追ってくるレースとなりました。



後半クロカン

前年のこの大会は、女子がゴールしている最中に男子がスタートとなりましたが、
今回は30分以内に女子全員がゴールされたため、男子スタートシーンも観させて頂くことが出来ました。

タイムスケジュール的には全く同じだったのですが、トップスタート選手からウェーブスタート選手までのタイム差や走力などの状況によって、こういうことも有るのがコンバインドの面白い所でもあります。

というわけで、スタートシーン

女子と同様、この位置で撮らせて頂くことが出来ました。

最近は、撮影している私に「もっと向こうへ行かれても良いですよ」などと、気を使って頂ける役員の方もいらっしゃいまして、とても有難く思っております。


2.5km地点(1周目が終わって2周目へ)

後続に大差を付けてスタートしたアツシ選手が独走で2周目に入り、
2位でキョウタロウ選手が通過しますが、その差は少し広がって約60秒。

1周目途中で3位に上がったタイキ選手が、キョウタロウ選手との差も10秒にまで縮めています。

その後少し差が開いて、4位にアグリ選手、5位にフミト選手が続き、タクヤ選手、レオ選手、ユウサク選手らが追っている展開です。


5.0km地点(2周目が終わって3周目へ)

アツシ選手が3周目に向かった後、前周とほぼ同じタイム差でキョウタロウ選手が2位通過。
そのすぐ後に迫っていたタイキ選手は、2周目は少し自重したのか、タイム差変わらず3位で通過。

アグリ選手が単独4位をキープしながらタイム差を詰めてきており、
そこから1分ほどの差が付いてフミト選手&タクヤ選手&レオ選手の5位集団。

さらに30秒ほど後に、#眞正蓮 選手、#森恢晟 選手、ユウサク選手、#千葉悠希 選手が8位集団を形成しています。


7.5km地点(3周目が終わって最終周へ)

余裕を持って最終周へ向かうアツシ選手。
後続との差は約50秒有るので、このまま1位ゴールは固いでしょう。

3周目途中でタイキ選手がキョウタロウ選手に追いつきましたが、二人ほぼ同時に私の前を通過。

4位のアグリ選手が40秒差に迫ってきており、お父様の檄も聞こえていますが、残り1周で表彰台までに届くかどうか。

そこから約50秒離れて、レオ選手とフミト選手が暫定5位6位の入賞圏内。
走力の有る悠希選手&蓮選手&タクヤ選手の集団も、20秒後に迫ってきています。


ゴールシーン

アツシ選手が、終始、単独で走って優勝ゴール。

最終周でキョウタロウ選手を振り切ったタイキ選手が2位ですが、アツシ選手とのタイム差を50秒近く縮め、ラップも取る快走でした。

アグリ選手の追い上げに捕まらなかったキョウタロウ選手が3位で、
4位アグリ選手、5位レオ選手、6位フミト選手。

蓮選手や、タクヤ選手、ユウサク選手、悠希選手、カイセイ選手ら、名だたるクロカンスペシャリスト達が入賞に届かなかったほど、上位陣の走りが素晴らしかったということですね。



独走で優勝のアツシ選手

前日の宮様ノーマルで11位に入るほどのジャンプ力で断然トップに立ち、終始独走での優勝は見事でしたが、ご本人としては満足の行く走りではなかったとのことで、更なる向上が期待出来ます。


4位スタートから最終2位。ラップも取ったタイキ選手

成績は2位でしたが、アツシ選手とのタイム差も30秒弱にまで縮めてのゴール。
ラップも取れたことで、表彰式後に一緒に喜び合えましたし、とても嬉しそうに銀メダルを見せてくれたことも嬉しかったですね😄


3位のキョウタロウ選手

タイキ選手の爆走には屈したものの、アグリ選手の追随を許さず3位でゴール。
「今日は、まあ、こんなもんでしょう」とのことでしたが、宮様の銅メダルを取れて良かったですね。


少年組は、
前半ジャンプで大差を付けたミチサダ選手が、逃げ切って優勝。
国スポと高校選抜でラップを取った優貴選手が、この日もラップを取って2位に入り、
世界ジュニア帰りで高校選抜2位のリュート選手が、この日は3位。

5名出場された中学生の中でのトップは、#竹田葵 選手(5位)でした。



7番スタートからラップを取って最終2位の優貴選手

2週間前の国スポ少年組、1週間前の高校選抜に続き、これで3戦連続のラップをゲットです。


表彰式 女子組


1位 #藤原柚香 選手
2位 #池田葉月 選手
3位 #菊池楼紗 選手
4位 #山﨑詩由衣 選手
5位 #野呂梨渚奈 選手
6位 #眞正綸 選手



表彰式 少年組


1位 #鈴木教究 選手
2位 #清水優貴 選手
3位 #糸氏琉人 選手
4位 #松澤慶門 選手
5位 #竹田葵 選手
6位 #遠田廣斗 選手



表彰式 成年組


1位 #成田絆 選手
2位 #千葉大輝 選手
3位 #山﨑叶太郎 選手
4位 #清水亜久里 選手
5位 #山川伶欧 選手
6位 #海沼史人 選手



というわけで、今年も苦労して白旗山まで来ましたけど、選手たちのお陰で、素晴らしい感動を頂けまして、来年もぜひ来たいと思いました。

今回も観戦させて頂けて、有難うございました。


今大会に撮影させて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第96回宮様コンバインド 2025/03/01(土) 宮の森ジャンプ競技場&白旗山競技場 – YouTube


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#skoki