第62回全中スペシャル 2025/02/05(水) 野沢温泉向林シャンツェ

2024-2025シーズン

中学生ジャンパーにとって、最も大事な試合とも言えるのが、この全中(全国中学校スキー大会)。

ここ数年は無観客開催や平日開催が多く、私も実は一度も観戦したことが無かったのですが、今年は調整の結果、スペシャルだけながら観られることになり、東京から日帰りで来ることが出来たのでした。

警報級の寒波が来襲してきたタイミングと重なり、無事に試合が開催されるか心配しましたが、地元の方々の整備のお陰で予定通り開催。
私は10時少し前に現地に到着し、1本目の最初から観させて頂くことが出来ました。

女子組

北海道、青森、秋田、新潟、長野、群馬の各県から、15名が集結。

1本目


Bib.13 地元・野沢温泉の #久保田凛々子 選手

57.5メーター


Bib.14 名寄の #菊池楼紗 選手

56メーター


Bib.15 小千谷の #荻野璃子 選手

55.5メーター

1本目全員飛び終えて、リリコ選手がトップですが、2位ロウサ選手とは0.7p差。
飛距離で1.5m(4.2p)差を付けながら、飛型点で3.5p下回ったことが、この後の2本目で大きな意味を持つことになりました。

2位から4.4p差で3位リコ選手、
4位以下には、札幌の #安立寿音 選手、白馬の #石﨑葵 選手、金木の #沢田珠慧莉 選手と、各地のジュニア大会で好成績を収めた実績のある選手達が名を連ねています。



2本目



全中の女子は6位までが入賞となっており、

1本目6位のジュエリ選手

54メーター。1本目より5.5mも飛距離を延ばし、ここまでのトップとなって入賞確定です。


1本目5位のアオイ選手

49メーター。ジュエリ選手は抜かれたものの、入賞は確保。


スズネ選手

54.5メーター。暫定トップに立って、残り3名です。


リコ選手

53メーター。1本目の貯金が効いて、表彰台確保。


ロウサ選手

56.5メーターに着地。最終227.5pで暫定トップ。


そしてラストのリリコ選手は

56メーターに着地。
1本目が僅差だった中で微妙な飛距離でしたが、
電光掲示板は

なんと僅か0.2p差でロウサ選手の逆転優勝。
リリコ選手は悔しい2位で、リコ選手が3位。

スズネ選手、ジュエリ選手、アオイ選手が6位以内入賞です。



逆転優勝のロウサ選手と、コーチの #伊藤克彦 さん



悔しい銀メダルのリリコ選手と、
お姉さんの #久保田真知子 選手



男子組

男子も、北海道、青森、岩手、新潟、長野、群馬に、埼玉と富山も加えた各県から、29名エントリーの所、2名が棄権で、27名の参戦。

1本目

Bib.44 野沢温泉の #杉山瑶太 選手

55メーターでここまでのトップ。


Bib.45 札幌の #姫野蒼大 選手

60.5メーター!


Bib.46 名寄の #長谷川琉已 選手

54.5メーター


Bib.47 妙高の #竹田葵 選手

54メーター。飛型点でヨウタ選手を上回り、ここまでの2位。


Bib.48 札幌の #森大耀 選手

58.5メーター。蒼大選手に次ぐ2位。


Bib,49 菅平の #峯村大雅 選手

52メーターで6位。

1本目全員飛び終えて、蒼大選手が断然トップ。
8.1p離れた2位にタイヨウ選手。

2位からさらに11.1p下がった3位がアオイ選手ですが、
4位ルイ選手とは0.1p差、5位ヨウタ選手とも2.2p差しかなく、
上の二人が抜けている中で、表彰台の最後の一席をめぐる争いが興味深そうです。



2本目



全中の男子は10位までが入賞となり、

1本目13位の #村山未来翔 選手


51.5メーター。暫定1位。

この後、
1本目12位の #松田瑛翔 選手

47.5メーター。ミキト選手に次ぐ暫定2位。


1本目11位の #南雲蒼空 選手

47メーター。残り10人となったところで、ミキト選手、ソラ選手、エイト選手の順です。


1本目10位の #近藤絆 選手

52メーター。暫定トップとなって、まずはキズナ選手の入賞確定。


1本目9位の #工藤和 選手

47メーター。暫定4位となって、ミキト選手の入賞が確定。


1本目8位の #平岡典 選手

47.5メーター。キズナ選手に次ぐ2位にランクされ、こちらも入賞は確定。


1本目53mで7位の #芹川吏憂 選手

42メーターに着地。ソラ選手の入賞が確定。


タイガ選手

51メーター。暫定トップで6位以内確保。


そして、僅差の表彰台争いの中で最初に飛ぶヨウタ選手

54メーター。


ルイ選手は、

52メーターで、ヨウタ選手の方が上に。


アオイ選手は

52メーター。暫定2位表示にとても悔しそう。
ヨウタ選手が表彰台へ。


タイヨウ選手、

58メーター


最後に飛ばれた蒼大選手は

58.5メーター。
最終252.2pで、圧勝です。

2位にタイヨウ選手、3位ヨウタ選手、
4位以降の入賞は、アオイ選手、ルイ選手、タイガ選手、キズナ選手、テン選手、ミキト選手、ソラ選手となりました。



とても嬉しそうに、全中の金メダルを見せてくれた蒼大選手

今シーズン、
チームタクカップ
2024チームタクカップ 2024/10/12(土) 市営飯山シャンツェ | es_anywhere’s ブログ
と、
日本ビール杯
第2回日本ビール杯兼第31回妙高高原サマー 2024/10/13(日) 妙高高原赤倉シャンツェ | es_anywhere’s ブログ
で、
北海道から遠征してきた蒼大選手が、本州各県の強豪達を打ち破って優勝されたシーンが思い出されますが、
今日の優勝は、全中ということも有って、また格別な物となられたようですね。


表彰式 女子組


1位 #菊池楼紗 選手
2位 #久保田凛々子 選手
3位 #荻野璃子 選手



4位 #安立寿音 選手
5位 #沢田珠慧莉 選手
6位 #石﨑葵 選手



表彰式 男子組


1位 #姫野蒼大 選手
2位 #森大耀 選手
3位 #杉山瑶太 選手



4位 #竹田葵 選手
5位 #長谷川琉已 選手
6位 #峯村大雅 選手



7位 #近藤絆 選手
8位 #平岡典 選手
9位 #村山未来翔 選手
10位 #南雲蒼空 選手




なお、翌日にコンバインドの試合も開催されましたが、私は観戦出来ませんでしたので、結果だけ掲載致します。





前述通り、初めて観戦させて頂けた全中でしたが、各地の大会でお馴染みの選手達が躍動される姿を観られて嬉しかったですし、選手達のこの試合に賭ける意気込みの凄さも感じた試合でした。

今日も素晴らしい時間を過ごせ、選手達の応援に来て良かったです。


今大会に撮影させて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第62回全中スペシャル 2025/02/05(水) 野沢温泉向林シャンツェ – YouTube


#skijumping
#skoki