第64回NHK杯 2022/10/30(日) 大倉山ジャンプ競技場

2022-2023シーズン

二階堂蓮選手、142.5メーターで快勝!

UHB杯の翌日に開催されたNHK杯。

大倉山の国内戦は午前開始が通例ですが、この日はBS生中継時間の関係か、異例の14時開始となりました。

女子は24名、男子は58名がエントリー。


女子組:伊藤有希選手、2本目138.5メーター!

18番ゲートからの1本目が始まったのが、14:20。

21番スタートの宮嶋林湖 選手が118メーター

この時点のトップ。


23番スタートの小林諭果 選手が119メーター

リンゴ選手に次いで、ここまでの2位。


この展開に、一番最後の伊藤有希 選手は、ゲートを2段下げて飛んで、124メーター

1本目トップに立ちました。


女子組1本目終了時点

有希選手トップ。
リンゴ選手が2位、ユカ選手が3位で、
佐藤柚月 選手、五十嵐彩佳 選手、中山和 選手が4位~6位に立ってます。


なお、前日のUHB杯優勝の髙梨沙羅 選手は、この日もエントリーはされていて、試技も飛ばれましたが、本戦1本目の飛ぶ順番になったところで「16番、棄権」とだけ放送されました。

BS生中継では、放送の冒頭で「髙梨沙羅選手、試技で左足首を捻ったため棄権」と放送されたらしいのですが、現地では上記のような状況だったため、ほとんどの観客はその時まで知らず、棄権された理由もわからない状態でした。


2本目



6位折り返しのナゴミ選手、92メーター



5位折り返しのアヤカ選手、86メーター



4位折り返しのユヅキ選手、104メーター

この時点のトップに立って、4位以上が確定。
100メータージャンプを2本揃えられ、とても嬉しそうです。


ユカ選手、114.5メーター

表彰台確定です。


次のリンゴ選手は125メーター

2位以上を確定。


最後の有希選手は、今度はゲートを下げず、138.5メーター

優勝決定です。


女子組 最終



女子組 公式成績表




男子組:荒れた展開の中、二階堂蓮選手が2本揃えて圧勝

1本目開始は、14:42。

風が安定しない中で、
絶好調の二階堂蓮 選手が、142.5メーター!



男子組1本目終了時点

蓮選手が、2位以下に20点近い差を付けて断然トップ。
中村直幹 選手が132メーター飛んで2位に付け、岩佐勇研 選手が132.5メーターで3位。
4位~6位には、佐藤幸椰 選手、栃本翔平 選手、坂野旭飛 選手が続く展開になりました。


なお、小林陵侑 選手もエントリーされてましたが、前日のUHB杯同様に棄権されてます。


2本目

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始まったのは、女子の2本目が終わった後の16:15で、もう暗くなり始めてました。


1本目24位だった小林潤志郎 選手、夏のヒルレコードタイとなる143.5メーター

暫定トップとなってリーダーボード前へ。


この後、ジュンシロウ選手の合計ポイントに届く選手がなかなか現れないまま、
1本目12位の内藤智文 選手のが飛ぶ順になって、135メーター

ここでようやくジュンシロウ選手を抜いて、トモフミ選手が暫定トップに立ちます。


1本目9位の竹内択 選手、123メーター

トモフミ選手、ジュンシロウ選手に次ぐ、ここまでの3位。


1本目6位のアサヒ選手、120メーター

暫定3位。


トモフミ選手、ジュンシロウ選手が暫定1位2位のまま、
1本目3位のユウケン選手、111メーター

トモフミ選手の表彰台が確定。


1本目2位のナオキ選手、112メーター

トモフミ選手に抜かれたものの、表彰台は死守。


そして、夏に続いて、秋も大倉山ラストジャンパーとなった蓮選手。
ほぼ無風の中で、122.5メーター

見事に逃げ切り、これで、今シーズンの国内戦は6勝目。素晴らしいです。


男子組 最終

トモフミ選手が、1本目12位から10人抜いて、最終2位。
ジュンシロウ選手が、1本目24位から20人も抜いて、最終4位。
荒れた展開でしたが、そんな中でも2本揃えた蓮選手の強さが光った試合でした。


男子組 公式成績表




表彰式 女子組



1位 伊藤有希 選手(土屋ホーム)
2位 宮嶋林湖 選手(松本大1年)
3位 小林諭果 選手(CHINTAI)





表彰式 男子組



1位 二階堂蓮 選手(日本ビール)
2位 内藤智文 選手(米沢市SC)
3位 中村直幹 選手(Flying LaboratorySC)



4位 小林潤志郎 選手(雪印メグミルク)
5位 坂野旭飛 選手(下川商高2年)
6位 竹内択 選手(team taku)



表彰式が終わった頃には18時過ぎ。
開始時間が遅かっただけでなく、風による中断も多く、長い長い一日でしたが、無事に試合が成立して良かったです。

私にとっては、9/10(土)の白馬以来、8週末連続(14試合)続いていた観戦が、この日でようやく終わりとなりました。

ホッとしたと同時に、さすがに少し疲れも感じましたので、しばらくの間、冬のシーズンに備えての小休止としたいと思います。





下記YouTubeチャンネルに、今大会で撮影させて頂いた全動画を投稿しておりますので、宜しければこちらも併せてご視聴ください。
第64回NHK杯 2022/10/30(日) 大倉山ジャンプ競技場 – YouTube