二階堂蓮選手、絶対王者の小林陵侑選手にシーズン2勝目!
札幌と白馬で持ち回りの全日本選手権は、今年は白馬での開催。
女子は37名、男子はエントリーした76名のうち予選上位50名が本戦に進出します。
女子組:髙梨沙羅選手、シーズン初優勝
1本目は、
20番スタートの髙梨沙羅 選手が88.5m飛んでトップ。
38番スタートの伊藤有希 選手が83.5mで2位。
27番スタートの丸山希 選手が70.5mで3位に付ける展開となりました。
そして、2本目。
1本目に76.5メーターで8位折り返しとなった岩崎里胡 選手が、83.5メーター
最終的には5位入賞となり、見事、遠征組4名の次点に高校2年生がランクイン。
1本目74.5メーターで7位の久保田真知子 選手は、75.5メーター
6位入賞。
1本目4位の勢藤優花 選手が86.5メーター。
この時点で暫定1位となり、いよいよ残り3名です。
1本目3位のノゾミ選手は、90メーター
まずは表彰台確定。
次の有希選手も91メーター
ノゾミ選手の上に立ち、最後の沙羅選手を待ちます。
サラ選手は89メーター
K点には届かなかったものの、ウィンドファクターの加点により、2本ともトップで優勝決定。
今シーズン初優勝でした。
結果的には、遠征組の4名が1位~4位を占めましたが、入賞に届いたリコ選手やマチコ選手らの健闘も光った試合でした。
女子組 公式成績表
男子組:二階堂蓮選手、2本ともトップで完勝
1本目、
18番スタートの山本涼太 選手が、88メーター
この時点のトップに立ちますが、
次の中村直幹 選手が91.5メーター
涼太選手の上へ。
その後は、その二人を越えられる選手がなかなか出ないまま終盤に入り、
68番スタートの小林陵侑 選手が94.5メーター
ここで暫定トップに。
71番スタートの清水礼留飛 選手、95.5メーター
72番スタートの岩佐勇研 選手は、96.5メーター
ウィンドファクターの影響で、陵侑選手のポイントまでは届かなかったとは言え、ガッツポーズが出て、とても嬉しそうでした。
最後の76番、二階堂蓮 選手は、97.5メーター
陵侑選手を抜いて、1本目トップ。
3位以下に、勇研選手、レルヒ選手、ナオキ選手、涼太選手が続く展開になりました。
そして2本目。
1本目6位に付けた涼太選手が、2本目は更に伸ばして、96メーター
1本目5位の直幹選手は87.5メーター ⇒最終4位
1本目4位のレルヒ選手は81メーター ⇒最終5位
1本目3位の勇研選手も79.5メーター ⇒最終6位
と、3人とも暫定1位に立てず、涼太選手の表彰台が確定して、残りの2名。
陵侑選手は95.5メーター
2位以上を確定させて、ラストの蓮選手を待つことになります。
今シーズンの国内戦で既に4勝の蓮選手は、98.5メーター
快心のジャンプで、文句無しの優勝決定。
夏のチャレンジカップ大倉山に続き、陵侑選手にまた勝ちました。
男子最終
優勝の蓮選手は、陵侑選手に6.0p差を付けただけでなく、2本ともトップのポイントでの完勝で、今シーズンの国内戦で早くも5勝目となりました。
コンバインドの涼太選手が3位表彰台。
ナオキ選手、レルヒ選手、ユウケン選手が入賞です。
男子組 公式成績表
表彰式 女子組
1位 髙梨沙羅 選手(クラレ)
表彰式 男子組
1位 二階堂蓮 選手(日本ビール)
今シーズンの、この後の大体の勢力図が決まる全日本選手権で、ひとまずノーマルが終わりましたが、とても見応えのある試合でした。
下記YouTubeチャンネルに、今大会で撮影させて頂いた全動画を投稿しておりますので、宜しければこちらも併せてご視聴ください。
第101回全日本ノーマル 2022/10/21(金) 白馬ジャンプ競技場 – YouTube