JOCジュニオリ2024コンバインド 2024/03/10(日) 名寄ピヤシリシャンツェ&なよろ健康の森

2023-2024シーズン

ジュニオリスペシャルの翌日は、コンバインド。

この日、試技開始時のピヤシリはマイナス13℃。かなりの冷え込みですが、快晴で、風も少なく、雪も締まって最高のコンディションとなりました。



女子組

中学生8名、高校生6名がエントリー。このうち、富山インターハイのレース中に負傷された #永本聖空 選手は不在ですが、残る13名が参戦されました。

この試合は、

・1週間以内に開催された3試合(宮様コンバ、伊藤杯コンバ、全日本コンバ)の全てを制すなど、今が絶好調とも言える #海沼優月 選手(花輪高1年)

が本命ではあるのですが、

・優月選手と同等の走力が有り、前日のスペシャルでコンバ選手トップの成績だった #山﨑詩由衣 選手(飯山高1年)

・優月選手より走力が有り、ジャンプの調子も悪くない #池田葉月 選手(札幌日大高3年)

・最も走力が有り、上の3名に迫るジャンプ力も持つ #藤原柚香 選手(札幌東月寒中3年)

の3名にも充分にチャンスがあり、ジャンプの結果次第で順位がほぼ決まると思われました。

前半ジャンプ

Bib.108、4連勝を狙って飛んだ優月選手

85.5メーターと、今日もまずまずのジャンプ。
100.5pで、ここまで飛んだ選手の中でトップに立ちます。


Bib.112 ユズカ選手

81.5メーターで90.0p。優月選手とは48秒差。


Bib.112 葉月選手

K点に迫る89メーター。快心のジャンプで大喜び。
優月選手に6.5p(26秒)の差を付けて、この時点のトップに立ちました。


Bib.114 ジュイ選手

87メーター。104.5pで2位。

この結果、葉月選手がトップスタートをゲット。
10秒後にジュイ選手、26秒後に優月選手。

4位の #菊池楼紗 選手を挟み、ユズカ選手はトップから68秒後のスタートとなりました。



後半クロカン

健康の森に移動しての後半クロカン。

葉月選手が逃げ切ってゴールされる可能性が高いですが、ジュイ選手、優月選手、ユズカ選手ら、クロカン得意な選手達による表彰台争いにも注目です。

6番スタートとなった #久保田凛々子 選手は、怪我のため後半は棄権。
また、13名のうち、10位以下の4名が、3分差以上のためウェーブとなります。

今回ようやく、コロナ時の規制(観客は競技場内の一部エリアのみ)が無くなったため、女子組だけは登り坂の途中や手前まで行って撮影させて貰いました。

1周目登りの途中

トップスタートの葉月選手が通過後、13秒後にジュイ選手、そこから15秒後に優月選手が通過。
そのまた45秒後、ちょうど私の目の前で、ユズカ選手がロウサ選手を抜いて4位に。

6位に #沢田珠慧莉 選手、7位で #荻野璃子 選手が通過した後で、ウェーブスタートの選手達が集団で続いていきました。


2周目登りの手前

葉月選手とジュイ選手の差が20秒に開き、ジュイ選手と優月選手の差は少し縮まって13秒。
ユズカ選手が4位で追っていますが、優月選手との差はほとんど変わっていません。


この後、ゴールシーンの動画は有りませんが、上位陣の順位の変動は無く、1位葉月選手、2位ジュイ選手、3位優月選手。
4位~6位に、ユズカ選手、ロウサ選手、璃子選手。

後半クロカンは、スタートされた全員が、頑張って完走されました。



コンバインド優勝の葉月選手(右)と、
前日のスペシャル優勝者で、この日は応援の #佐藤柚月 選手(左)

揃ってジュニオリに出られるのは、今年が最後となりましたが、お二人とも昨年に続けて金メダルを獲得出来て良かったですね。



8位 #野呂梨渚奈 選手(右)と、
10位 #近藤きよら 選手(左)

新潟県から遠路やってきた名寄で、最後まで走り切ることが出来て、ホッとした表情を見せてくれました。


男子組

男子は、国スポの少年組を2年連続で完勝した #成田絆 選手(花輪高3年)が不在となったことで、

・国スポ2位、宮様コンバ&伊藤杯コンバ&全日本コンバで高校生以下1位の #森恢晟 選手(東海大札幌高3年)

が大本命となりますが、

・インターハイ&高校選抜を制し、カイセイ選手に迫る走力が有る #眞正蓮 選手(飯山高3年)

・インターハイで2位、その後の試合でも安定して高校生以下5位以内に入り、先週の宮様コンバでも2位の #遠田廣斗 選手(花輪高1年)

・インターハイ&高校選抜&国スポの3試合全て3位の #久保田康太郎 選手(飯山高3年)

・高校選抜2位、国スポ4位の #横沢雄咲 選手(飯山高3年)

といった面々による表彰台争いが見られそうで、

さらにそこへ、

・宮様コンバで少年組4位、前日のジュニオリスペシャルでも4位の #姫野蒼大 選手(札幌前田中2年)。

・宮様コンバ少年組6位の #竹田葵 選手(妙高高原中1年)

・ジュニオリスペシャル9位の #森大耀 選手(札幌福井野中2年)

の、ジャンプ力の有る中学生達が、高校生達にどう絡むかも興味深い試合となりました。


前半ジャンプ

Bib.141 アオイ選手

81メーター。決して満足はされていないようですが、前日のスペシャルよりも良いジャンプで、ここまで飛んだ中でのトップに立ちます。


Bib.148 ユウサク選手

83.5メーター。ジャンプの調子が少しずつ上がってきたようで満足そう。
アオイ選手の上に立ち、ここまでのトップ。


Bib.149 タイヨウ選手

下で見ていた選手みんなが驚愕した大ジャンプで、94メーター。
とても嬉しそうな表情を見せてくれて、断然トップに立ちます。


Bib.152 ソウタ選手

タイヨウ選手の飛距離を聞いて気負ったか、83メーター。暫定4位。


Bib.153 蓮選手

82.5メーター。ここまでの6位ですが、前日より良いジャンプで、良い位置に付けました。


Bib.154 コウタロウ選手

86メーター。もっと伸ばしたかった様子ですが、暫定2位です。


そして、Bib.155、最後に飛んだ カイセイ選手

「94は無理だよー」と言いながら、89メーターに着地。

この結果、タイヨウ選手が、お兄さんに32秒差を付けてトップスタートをゲット。
カイセイ選手から30秒以上離れて、コウタロウ選手、ユウサク選手、アオイ選手、ソウタ選手。

蓮選手はトップから92秒差の8番スタートですが、3位との差が30秒以下で、表彰台を充分狙える位置に付けました。



後半クロカン

男子は、競技場内にて、周回毎のラップタイムを確認しながら、撮影させて頂きました。

2.5km地点

カイセイ選手が、早々にタイヨウ選手を抜いてトップで通過。
40秒後にタイヨウ選手とコウタロウ選手。
そこから30秒後に、既に4人抜いた蓮選手と、ユウサク選手が並走しています。


5.0km地点

1位カイセイ選手と、2位コウタロウ選手の差が50秒以上に開き、すぐ後ろに蓮選手とユウサク選手が付く形。
その後、9番に出たヒロト選手が、4人抜いて暫定5位で通過。
アオイ選手は、ヒロト選手に抜かれたものの、そのすぐ後を追っています。
タイヨウ選手とソウタ選手は、今の所、暫定8位と9位です。


7.5km地点

周回遅れの選手を次々に抜いて、独走モードのカイセイ選手。
蓮選手が暫定2位に上がり、コウタロウ選手はまだ付いてますが、ユウサク選手が数秒後に後退。

約30秒後にヒロト選手、そのまた約30秒後にアオイ選手が過ぎ、後続との差も30秒以上開いたため、この二人の5位6位がほぼ確定。

ソウタ選手と #松澤慶門 選手(飯山高1年)が暫定7位8位。トップで出たタイヨウ選手がその後ですが、約15秒後に #坂大芳輝 選手(雄山高3年)と #馬場慎平 選手(新井高3年)が迫っており、10位以内の入賞争いが混沌としてきました。


ゴールシーン

カイセイ選手が、そのまま優勝ゴール。
2位の蓮選手とは、さらにタイム差が少し開き、ラップもカイセイ選手がゲット。

コウタロウ選手が3位、ユウサク選手が4位に入り、ヒロト選手が今回も5位以内ゴール。
中学生のアオイ選手とソウタ選手が、大健闘の6位7位に入り、ヨシト選手が8位。

タイヨウ選手は、最後の最後でヨシアキ選手とシンペイ選手に抜かれ、惜しくも数秒差で入賞に届きませんでしたが、前日のスペシャル(9位)ではお兄さん(10位)に勝ち、今日の前半ジャンプで94mも飛んで、今大会を大いに盛り上げてくれました。



6位のアオイ選手

中学1年生ながら、前半ジャンプで5位。
後半は、蓮選手とヒロト選手には抜かれたもの、クロカン8位の好タイムを出して、ガッツポーズでゴール。

この大会には、まだあと5回も出場する権利が有るわけで、その間に成績がどう伸びて行くのか、本当に楽しみな選手ですね。


表彰式 女子組


1位 #池田葉月 選手(札幌日大高3年)
2位 #山﨑詩由衣 選手(飯山高1年)
3位 #海沼優月 選手(花輪高1年)



4位 #藤原柚香 選手(札幌東月寒中3年)
5位 #菊池楼紗 選手(名寄中2年)
6位 #荻野璃子 選手(小千谷中2年)



7位 #沢田珠慧莉 選手(金木中2年)
8位 #野呂梨渚奈 選手(妙高高原中3年)
9位 #眞正綸 選手(飯山高1年)
10位 #近藤きよら 選手(新井高2年)



表彰式 男子組


1位 #森恢晟 選手(東海大札幌高3年)
2位 #眞正蓮 選手(飯山高3年)
3位 #久保田康太郎 選手(飯山高3年)



4位 #横沢雄咲 選手(飯山高3年)
5位 #遠田廣斗 選手(花輪高1年)
6位 #竹田葵 選手(妙高高原中1年)



7位 #姫野蒼大 選手(札幌前田中2年)
8位 #松澤慶門 選手(飯山高1年)
9位 #坂大芳輝 選手(雄山高3年)
10位 #馬場慎平 選手(新井高3年)




こちらも、スペシャルジャンプと同様に、全日本小中学生選抜スキー大会を兼ねているため、中学生の学年別男女別の表彰も行われました。

表彰式 中学1年生女子


1位 #岡本萌 選手(金木中)



表彰式 中学2年生女子


1位 #菊池楼紗 選手(名寄中)
2位 #荻野璃子 選手(小千谷中)
3位 #沢田珠慧莉 選手(金木中)
4位 #小松夢音 選手(金木中)



表彰式 中学3年生女子


1位 #藤原柚香 選手(札幌東月寒中)
2位 #野呂梨渚奈 選手(妙高高原中)



表彰式 中学1年生男子

1位 #竹田葵 選手(妙高高原中)
2位 #峯村大雅 選手(菅平中)
3位 #金井嘉太朗 選手(菅平中)



4位 #菅原暁仁 選手(上士別中)
5位 #西方淳人 選手(野沢温泉中)
6位 #荻原健造 選手(下川中)



表彰式 中学2年生男子

1位 #姫野蒼大 選手(札幌前田中)
2位 #森大耀 選手(札幌福井野中)
3位 #村山未来翔 選手(飯山城南中)



4位 #杉山瑶太 選手(野沢温泉中)
5位 #平岡典 選手(白馬中)
6位 #近藤絆 選手(牧中)はゴール後に救急搬送されたため、代理で姉の #近藤きよら 選手



表彰式 中学3年生男子

1位 #鈴木教究 選手(六日町中)
2位 #山崎輝真 選手(野沢温泉中)



この試合をもって引退することになった #廣波琉海 選手(下川商高3年)を始め、各地から集まった選手やコーチ陣、大会役員の方、マイナス20℃近くまで冷え込んだ早朝から整備に携わって頂けた方々のお陰で、今年もジュニオリで沢山の感動を頂けたと思います。

今回も観戦させて頂けて、有難うございました。


この試合で撮らせて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご覧ください。
JOCジュニオリ2024コンバインド 2024/03/10(日) 名寄ピヤシリシャンツェ&健康の森 – YouTube


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