JOCジュニオリ2024スペシャル 2024/03/09(土) 名寄ピヤシリシャンツェ

2023-2024シーズン

宮様3連戦の翌週末開催が恒例となってきたJOCジュニオリ。

シーズン終盤に、全国の中高生選手がほぼ一堂に会する希少な大会で、土曜日にスペシャル、日曜日にコンバインドが行われます。

私の毎年の楽しみにもなっており、今年も例年同様、宮様大会から帰京した数日後に、また渡道して、3月の名寄にやってきました。



女子組

中学生11名、高校生21名の、総勢32名がエントリー。
女子の、中高生だけで、国内にこんなに多くの選手が居ることに、まずは嬉しさを感じます。

直近の成績から見て、

・2月に開催された高校選抜の覇者で、6日前の宮様ラージでも3位の #佐藤柚月 選手(札幌日大高2年)

・高校選抜2位、宮様ラージでは柚月選手に雪辱して2位となった #岩崎里胡 選手(下川商高3年)

・インターハイを制し、高校選抜でも3位に入った #坂本李花 選手(飯山高1年)

・宮様ノーマルで高校生以下トップの5位、宮様ラージでも5位の #齋藤優 選手(下川商高3年)

の4名の優勝争いとなるであろうことは、容易に予想出来ました。

1本目

Bib.25 キッカ選手

さすがのジャンプでK点ちょうどに着地。ここまで飛んだ選手の中でトップです。


Bib.29 前回大会覇者でもある柚月選手

91メーターに降り、ここまでの1位。満足そうな笑顔も見せてくれました。


Bib.32 里胡選手、K点ちょうどの90メーター

全員飛び終えた時点で、柚月選手、里胡選手、キッカ選手、優選手の順。
今シーズン好調の #山﨑詩由衣 選手(飯山高1年)と #長谷川芽依 選手(旭川東高1年)が5位6位に付けていますが、点差が開いており、上位4人による表彰台争いが激化しそうな1本目となりました。


2本目


先週末の宮様コンバインドで、感動的な兄妹同時優勝を飾った #海沼優月 選手(花輪高1年)が暫定1位に立った状態で、1本目トップ6の登場。

まず、メイ選手、82.5メーター

ここまでのトップに立ち、6位以上確定です。


ジュイ選手、88.5メーター

着地を決められなかったものの、5位以上は確定。
コンバインド選手の中でのトップも決まり、明日にも期待が掛かります。


逆転での表彰台を狙って飛んだ優選手、91メーター

ガッツポーズも出たくらいの満足ジャンプで暫定トップ。残り3名です。


キッカ選手は、女子で最長となる93メーターのスーパージャンプ!

さすがに着地が決まりませんでしたが、1本目の貯金と飛距離が効いて、まずはキッカ選手のメダルが確定。


次の里胡選手も、K点を超えて、92.5メーター

1本目のポイント差が僅か1.0pだったため微妙でしたが、着地が決まって、2位以上が確定。


3人続けてK点を超えてきて、プレッシャーが掛かって当然の中にもかかわらず、ラストの柚月選手は落ち着いて91.5メーターに着地。

結果は、1.0p差に迫られながらも、柚月選手の逃げ切り優勝。

里胡選手とキッカ選手が銀銅メダル獲得。
優選手はメダルを逃しましたが、僅か0.5p差まで追い上げての惜しい4位でした。

ジュイ選手が5位に入って、メイ選手が6位。
中学生でのトップは、共に13位の #藤原柚香 選手(札幌東月寒中3年)と #菊池楼紗 選手(名寄中2年)でした。



優勝決定直後の柚月選手

このジュニオリでは、3年前に中学2年生で銅メダル、昨年は高校1年生で金メダルを獲得されており、相性の良い大会とも言えますが、今日のような接戦を制することが出来たことで、また一段と強くなられたと感じましたね。


男子組

中学生26名、高校生30名の、56名がエントリー。

こちらは、

・インターハイと宮様2冠を制覇した #杉山律太 選手(下川商高3年)

が本命と言えますが、

・やまがた国スポでリツタ選手を上回る3位に入り、宮様ではノーマル(2位)もラージ(3位)も表彰台に上がった #三上託摩 選手(積丹美国中3年)

・やまがた国スポ2位、宮様ノーマル3位の #佐々木星語 選手(札幌日大中3年)

・雪メグ杯ジュニア組を制し、札幌五輪記念でも高校生以下トップの #岡部凛大郎 選手(江別三中3年)

・全中大会2連覇の #西澤希陸 選手(白馬中3年)

・今シーズン当初から、上級生達と対等な戦いを繰り広げている #姫野蒼大 選手(札幌前田中2年)

・宮様ノーマルで6位に入り、同級生達と遜色ない勢いで成績を上げてきている #髙橋劉成 選手(札幌伏見中3年)

これらの強豪中学生軍団が、上位に絡んでくることは間違いなく、

そこへ、

・高校選抜の覇者 #西方遥人 選手(飯山高3年)

が、どの順位に割り込んで来られるかに、
私は勝手に注目していました。


1本目

Bib.58 リュウセイ選手、83.5メーター

ここまでのトップとなり、大喜びで私のカメラに向かってガッツポーズを見せてくれました。


Bib.72 ソウタ選手、87メーター

リュウセイ選手を上回って、暫定1位。


Bib.76 リク選手、さすがのジャンプで、88.5メーター

ソウタ選手よりも高いポイントで、ここまでのトップに立ちます。


Bib.77 タクマ選手、K点ちょうどの90メーター

リク選手を交わして、ここまでの1位です。


Bib.91 セイゴ選手、85メーター

ここまでの5位。


Bib.93 リンタロウ選手、86メーター

この時点の4位にランク。


Bib.94 ハルト選手、87.5メーター

タクマ選手&リク選手に届かず、ここまでの3位。


そして、1本目最後に飛んだBib.96 リツタ選手、94.5メーター

過去に優勝を決めた3試合(富山インターハイ&宮様2戦)では、いずれも2本目で出た絶叫とガッツポーズが、この日は1本目から出たほどの大満足ジャンプ。

1位リツタ選手、2位タクマ選手、3位リク選手。
ハルト選手、ソウタ選手、リンタロウ選手が4位~6位。

8位と10位にもセイゴ選手とリュウセイ選手が入り、10位入賞圏内に6人もの中学生が君臨。

やはり、ここ1,2か月以内の試合で好成績をあげている選手たちが、上位に名を連ねての折り返しとなりました。


2本目

1本目9位だった #糸氏琉人 選手(飯山高1年)が暫定1位に立った状態で、トップ6。


リンタロウ選手、86.5メーター

暫定トップで、6位以内確定。


ソウタ選手も、86.5メーター

リンタロウ選手を上回り、5位以内確定。


ハルト選手、87.5メーター

暫定トップ。いよいよ、1本目のトップ3です。


リク選手、88メーター

見事、表彰台確定。


次のタクマ選手ですが

思ったより伸ばせず、83メーターに着地して暫定4位。
半分諦めていたハルト選手が、表彰台を確定。


そしてラストのリツタ選手

K点超の91メーターに着地して、すぐに優勝を確信。
勝ち慣れてきたようで、ガッツポーズにも余裕を感じます。

2位にリク選手、3位にハルト選手。
4位~6位には、ソウタ選手、タクマ選手、リンタロウ選手。

8位のセイゴ選手と9位の #森大耀 選手(札幌福井野中2年)も含め、最終的にも入賞の10位以内に中学生6人が入りました。



優勝決定直後のリツタ選手

中学時代の同級生ハルト選手や、中学生列強達にも、大差を付けての圧勝。
リツタ選手の笑顔を、またまた見せて頂けました。


3位のハルト選手と、飯山高の後輩で7位のリュウト選手

お二人とも良いジャンプを2本揃え、2本目で順位を上げられて良かったですね。


6位のリンタロウ選手と、15位(中学3年生5位)のリュウセイ選手。

同級生たちの凄い勢いに押された感じながらも、高校生と一緒の階級での上位成績は立派でしたね。


表彰式 男子組


1位 #杉山律太 選手(下川商高3年)
2位 #西澤希陸 選手(白馬中3年)
3位 #西方遥人 選手(飯山高3年)



4位 #姫野蒼大 選手(札幌前田中2年)
5位 #三上託摩 選手(積丹美国中3年)
6位 #岡部凛大郎 選手(江別三中3年)



7位 #糸氏琉人 選手(飯山高1年)
8位 #佐々木星語 選手(札幌日大中3年)
9位 #森大耀 選手(札幌福井野中2年)
10位 #森恢晟 選手(東海大札幌高3年)



表彰式 女子組

1位 #佐藤柚月 選手(札幌日大高2年)
2位 #岩崎里胡 選手(下川商高3年)
3位 #坂本李花 選手(飯山高1年)



4位 #齋藤優 選手(下川商高3年)
5位 #山﨑詩由衣 選手(飯山高1年)
6位 #長谷川芽依 選手(旭川東高1年)



7位 #海沼優月 選手(花輪高1年)
8位 #櫻井羽奈 選手(余市紅志高1年)
9位 #日野森琥珀 選手(余市紅志高2年)
10位 #池田葉月 選手(札幌日大高3年)



この大会は、全日本小中学生選抜大会も兼ねているため、中学生の学年別男女別の表彰も行われました。

表彰式 中学1年男子


1位 #竹田葵 選手(妙高高原中1年)
2位 #峯村大雅 選手(菅平中1年)
3位 #荻原健造 選手(下川中1年)



4位 #西方淳人 選手(野沢温泉中1年)
5位 #中村山太 選手(下川中1年)
6位 #菅原暁仁 選手(上士別中1年)



表彰式 中学1年女子


1位 #岡本萌 選手(金木中1年)



表彰式 中学2年男子


1位 #姫野蒼大 選手(札幌前田中2年)
2位 #森大耀 選手(札幌福井野中2年
3位 #工藤和 選手(大鰐中2年)



4位 #長谷川琉已 選手(名寄中2年)
5位 #平岡典 選手(白馬中2年)
6位 #杉山瑶太 選手(野沢温泉中2年)



表彰式 中学2年女子


1位 #菊池楼紗 選手(名寄中2年)
2位 #荻野璃子 選手(小千谷中2年)
3位 #久保田凛々子 選手(野沢温泉中2年)
4位 #沢田珠慧莉 選手(金木中2年)
5位 #小松夢音 選手(金木中2年)



表彰式 中学3年男子

1位 #西澤希陸 選手(白馬中3年)
2位 #三上託摩 選手(積丹美国中3年)
3位 #岡部凛大郎 選手(江別三中3年)



4位 #佐々木星語 選手(札幌日大中3年)
5位 #髙橋劉成 選手(札幌伏見中3年)
6位 #清水絢心 選手(札幌福井野中3年)



表彰式 中学3年女子


1位 #藤原柚香 選手(札幌東月寒中3年)
2位 #美ノ谷佳鈴 選手(江別一中3年)
3位 #池田咲希 選手(上川中3年)



4位 #郡司真那 選手(下川中3年)
5位 #野呂梨渚奈 選手(妙高高原中3年)



と言うわけで、今年のジュニオリスペシャルも、男女とも凄い試合で、沢山の感動と選手の笑顔を頂戴しました。




この試合で撮らせて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらもご覧ください。
JOCジュニオリ2024スペシャル 2024/03/09(土) 名寄ピヤシリシャンツェ – YouTube


#skijumping
#skoki