やまがた雪未来国スポコンバインド 2024/02/23(金祝) アリオンテック蔵王シャンツェ&坊平高原クロスカントリー競技場

2023-2024シーズン

今年は、令和の天皇誕生日が、国体、改め、国スポの、コンバインド競技の日。
過去に数々の感動レースを見せて頂けた試合が、今年も遂にやってきました。

この日は、午前中に蔵王シャンツェでジャンプ、午後に坊平高原に移動してクロカンです。

少年男子

少年男子(高校生以下)は、各道県から18名がエントリー。
高校3年生が多い中、中学生で唯一、六日町中3年の #鈴木教究 選手も参戦されています。


前半ジャンプ

飯山高3年、先週の白馬での高校選抜で2位に入った #横沢雄咲 選手、77.5メーター



同じく飯山高3年、この試合で引退される #小野沢秀太 選手。現役ラストとなるであろうジャンプは、78メーター。



こちらも飯山高3年。高校選抜のスペシャルで2位の #鈴木一世 選手、78メーター



花輪高2年 #工藤琉翔 選手、72.5メーター



飯山高3年、インターハイと高校選抜の両方で3位の #久保田康太郎 選手、84.5メーター



花輪高1年、富山でのインターハイで2位に入る健闘を見せてくれた #遠田廣斗 選手、74.5メーター



そして、富山インターハイの覇者で、白馬での高校選抜も制した飯山高3年の #眞正蓮 選手、74.5メーター



花輪高3年、前日のスペシャルでは7位に甘んじた #成田絆 選手、91.5メーターの満足ジャンプ。



東海大札幌高3年 #森恢晟 選手、83.5メーター

前半ジャンプは、91.5m飛んだアツシ選手が断然トップ。
48秒後に2位のコウタロウ選手、78秒後にカイセイ選手。

その後に、シュウタ選手&ユウサク選手&モトツグ選手がほぼ同タイムで出ることとなり、
インターハイと高校選抜で2冠のレン選手は、162秒後の12番目スタートとなりました。



後半クロカン

コンバインドの後半会場は、蔵王温泉街から車で40分ほど移動したところに有る「坊平高原クロスカントリー競技場」。私がこの会場に来たのは初めてでしたが、とても立派な施設でした。

少年男子は、2.5kmコースを4周、10kmで争います。

まずはスタートシーン



1周目が終わって2周目へ

アツシ選手が順調にトップを疾走。
カイセイ選手はコウタロウ選手との差を20秒ほど詰めて来ました。

モトツグ選手&ユウサク選手の並走に、ヒロト選手が追い付いて来て、シュウタ選手と #糸氏琉人 選手が少し後を追っています。


中間地点

アツシ選手は相変わらず独走。
2周目途中でカイセイ選手がコウタロウ選手を抜いて暫定2位に上がりましたが、コウタロウ選手もまだ付いています。

ユウサク選手とヒロト選手が並走し、少し遅れてモトツグ選手。
その後、シュウタ選手が通過した後で、レン選手が既に4人抜いて暫定8位まで上がってきました。


3周目が終わって最終周へ

アツシ選手は順調にウィニングランモード。
約2分開いた暫定2位にカイセイ選手。その後20秒後にコウタロウ選手。

後続からユウサク選手が抜け出して単独4位になり、ヒロト選手とモトツグ選手もまだ追っています。
レン選手が7位にまで上がってきましたが、シュウタ選手も必死で付いていて、このまま行けば入賞圏内です。


ゴールシーン

アツシ選手、国スポ(国体)連覇達成ゴール。
カイセイ選手、すっかり疲れましたが2位ゴール。
コウタロウ選手は、インターハイ(3位)&高校選抜(3位)に続いて、またも3位表彰台。

4位にユウサク選手、5位にヒロト選手が入り、レン選手が最終周でモトツグ選手も抜いて6位。
ラストランのシュウタ選手も8位入賞でゴールされました。




優勝のアツシ選手。

昨年の国体優勝ゴール時と全く同じポーズと笑顔。
結果的に、ラップも取っての完勝でした。


左から、7位モトツグ選手、4位ユウサク選手、8位シュウタ選手、6位レン選手。

この3年間、飯山高で切磋琢磨してこられた4名ですが、引退されるシュウタ選手と一緒に力走出来たうえ、共に入賞出来て良かったですね。

成年男子B

国スポ(国体)独特のカテゴリでもある成年B(27歳以上)。
今年は、17名が参戦されました。



前半ジャンプ

前日のスペシャル5位の #永井健弘 選手

K点超の95.5メーター。快心のジャンプで、とても嬉しそうです。


#傳田翁玖 選手、78.5メーター



#竹田元 選手、73メーター



#湊祐介 選手、79.5メーター



#清水亜久里 選手、83.5メーター



前日のスペシャルで葛西紀明選手に次ぐ2位だった #内藤智文 選手、100メーター



成年Bのラストに飛ばれたのが、富山県代表の #宮本信志 選手。64.5メーター



前半ジャンプは、トモフミ選手がトップですが、タケヒロ選手が31秒差。
以下、1分37秒後に #柴草陽祐 選手、更に20秒後にアグリ選手、 #永井陽一 選手、裕介選手、 #堀米翔太 選手らが続く展開となりました。



後半クロカン

成年Bは、2.5kmコースを2周です。

スタートシーン



1周目が終わり、中間地点を過ぎて、2周目へ

1周目の途中でタケヒロ選手がトップに立ち、トモフミ選手がまだ2位ですが、その後にアグリ選手。
さらに陽祐選手が通過した後に、 #小山祐 選手を先頭とした4人が集団で追っています。

スタート時点で117秒有ったタケヒロ選手とアグリ選手の差が、中間地点では61秒にまで減っているため、僅差でのゴールの可能性も有ります。


ゴールシーン

タケヒロ選手が逃げ切って優勝ゴール。
アグリ選手は17秒差まで迫ったものの、5キロで約2分はさすがに追い付けず2位。

祐介選手が3人抜いて3位でゴールされ、陽一選手が4位。
ラップを取ったトシヒサ選手が5位に入り、陽祐選手、祐選手、翔太選手が8位以内入賞です。



優勝ゴール直後のタケヒロ選手。

過去の国体で、何度も、スペシャルとコンバインドの両方で好成績を残されておられますが、今回も5位と1位。来年もこの笑顔を見たいですね。


いつも大会を盛り上げてくれるゲン選手。
昨日のスペシャルは17位、今日は10位でゴールされました。



例年、国スポ(国体)には参戦されているノブユキ選手。
前日のスペシャルは18位、今日は11位と、いずれもゲン選手の次の順位でしたが、去年敗れた石川県に今年は勝てましたし、来年も応援させてください。



成年男子A

成年A(27歳未満)は各地の大学生13名に、北京五輪団体銅メダルアンカーの #山本涼太 選手と、JRで働きながら競技を続けておられる #三ヶ田泰良 選手が加わって、総勢15名での争いとなりました。
(Bib.210 #谷地宙 選手は、前日のスペシャルで負傷されたため、この日は欠場です)



前半ジャンプ

東海大2年 #海沼史人 選手、76メーター



中大4年の #畔上祥吾 選手、76メーター



早大4年 #山本侑弥 選手、85メーター



中大2年 #中澤拓哉 選手、80メーター



中大4年 #木村幸大 選手、81.5メーター



そして、涼太選手は、99メーター



タイラ選手、84.5メーター



最後に飛ばれたのが、中大1年、世界ジュニア帰りの #山﨑叶太郎 選手、82メーター

前半ジャンプは、涼太選手が圧倒的トップに立ち、2位で弟のユウヤ選手まで134秒差。
そのすぐ後にタイラ選手、さらにキョウタロウ選手が続き、コウダイ選手とタクヤ選手が同時スタート。
その後の9選手は、トップから3分以上の差が付いたため、ウェーブ(一斉スタート)となりました。



後半クロカン

成年Aも、少年と同様、2.5kmコースを4周します。

少年のゴールと時間が被ったため、スタートシーンの動画は撮れず、1周目の終わりから

涼太選手が先頭を単独で走り、2分後にユウヤ選手とタイラ選手が通過。
キョウタロウ選手&コウダイ選手&タクヤ選手に、ウェーブスタートのショーゴ選手も加わって4位集団が形成され、その後をフミト選手が追っています。


2周目が終わり、中間地点を過ぎて、3周目へ

涼太選手は依然トップですが、4位集団から抜け出したコウダイ選手がタイラ選手を抜き、ユウヤ選手にも追い付いてきました。
その後すぐに、ショーゴ選手&タクヤ選手&キョウタロウ選手の集団が通過しています。


3周目が終わって、いよいよ最終周へ

涼太選手が最終周の周回に消えた後で、ショーゴ選手&タクヤ選手&コウダイ選手&ユウヤ選手の4人が一団となって競技場内へ。
ウェーブの #池邊刀那 選手が通過した後を、キョウタロウ選手とタイラ選手が暫定6位7位で走っています。


そして、ゴールシーン

独走で、涼太選手が優勝ゴール。

2位集団4人による最終周の争いは、ショーゴ選手が最初にゴールしましたが、ウェーブスタートによる35秒差が加算されるため、その次に入ったユウヤ選手が2位。

その後のタクヤ選手やコウダイ選手も、ショーゴ選手の合計タイムよりも早くゴールしたため、3位タクヤ選手、4位コウダイ選手、5位ショーゴ選手に。

キョウタロウ選手、タイラ選手、フミト選手も8位以内入賞です。




優勝ゴール直後の涼太選手。

前半ジャンプで圧巻の99mを飛び、後半クロカンは全て一人旅でした。


2位のユウヤ選手。

最終周でショーゴ選手に付いていけなかったことを悔しがっておられましたが、総合成績でお兄さんに次ぐ2位は立派でした。


3位のタクヤ選手。

ゴールした時点で表彰台に上がれることは分かっておられたようで、嬉しそうな表情を見せてくれました。


5位のショーゴ選手。

ジャンプで伸ばせなかったため、総合順位は5位に留まりましたが、並走していた3選手に競り勝ち、ラップも取れて、素晴らしい走りを見せてくれました。


7位のタイラ選手。

お仕事の都合で、最近は試合出場が少なかったと思われますが、練習する時間も少ない中で、7位入賞は立派でしたね。


9位 #千葉悠希 選手

国体で悠希選手と言えば、4年前の富山・粟巣野での爆走(15番スタートから3位表彰台)が忘れられないです。今回は惜しくも入賞に届きませんでしたが、また次の試合で応援させてください。


表彰式 成年男子B

1位 #永井健弘 選手(岩手県・盛岡市役所)
2位 #清水亜久里 選手(新潟県・ユーグレナ)
3位 #湊祐介 選手(北海道・ブレイズ)



4位 #永井陽一 選手(岩手県・安代中教員)
5位 #傳田翁玖 選手(岐阜県・岐阜日野自動車)
6位 #柴草陽祐 選手(岩手県・盛岡工高教員)
7位 #小山祐 選手(岐阜県・岐阜日野自動車)
8位 #堀米翔太 選手(長野県・堀米農園)



表彰式 少年男子

1位 #成田絆 選手(秋田県・花輪高3年)
2位 #森恢晟 選手(北海道・東海大札幌高3年)
3位 #久保田康太郎 選手(長野県・飯山高3年)



4位 #横沢雄咲 選手(長野県・飯山高3年)
5位 #遠田廣斗 選手(秋田県・花輪高1年)
6位 #眞正蓮 選手(長野県・飯山高3年)
7位 #鈴木一世 選手(長野県・飯山高3年)
8位 #小野沢秀太 選手(長野県・飯山高3年)



表彰式 成年男子A

1位 #山本涼太 選手(長野県・長野日野自動車)
2位 #山本侑弥 選手(長野県・早大4年)
3位 #中澤拓哉 選手(群馬県・中大2年)



4位 #木村幸大 選手(秋田県・中大4年)
5位 #畔上祥吾 選手(長野県・中大4年)
6位 #山﨑叶太郎 選手(新潟県・中大1年)
7位 #三ヶ田泰良 選手(岩手県・JR盛岡)
8位 #海沼史人 選手(秋田県・東海大2年)



表彰式が終わったのが、ちょうど17時頃。

その後も、会場内で、多くの選手や関係者の方々からお声掛けを頂き、いろいろなお話を聞かせて頂くことが出来ました。この場で恐縮ですが、御礼を申し上げます。

今年も国体(国スポ)を観戦させて頂き、有難うございました。


この試合で撮らせて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご覧ください。
やまがた雪未来国スポコンバインド 2024/02/23(金祝) アリオンテック蔵王シャンツェ&坊平高原クロスカントリー競技場 – YouTube


#skijumping
#skoki