第73回インターハイスペシャル 2024/02/09(金) 立山シャンツェ

2023-2024シーズン

17年ぶりの富山県開催となったインターハイスキー大会。

スペシャルジャンプとコンバインドジャンプの会場は、富山市中心部から車で1時間弱の極楽坂スキー場(立山山麓スキー場極楽坂エリア)に有る立山シャンツェ(ノーマルヒル、K=75m、HS=83m)で、2020年2月の富山国体以来、約4年ぶりのジャンプ大会開催となります。

この日は、世界ジュニア組が不在でしたが、男子は27名、女子は16名もの選手が、はるばる富山に集結して躍動されました。

男子:杉山律太選手、2本ともトップでインターハイを制す

通常の試合では、女子の後に男子を飛ばせるケースが多いですが、この大会は女子が公開競技ということもあってか、男子が先となっています。

1本目

Bib.24、野沢温泉出身、下川商高3年の#杉山律太 選手、75.5メーター

K点(75m)を超えて、満足そうです。


Bib.28 地元・雄山高3年の#坂大芳輝 選手、69メーター



Bib.29 飯山高3年の#久保田康太郎 選手、71メーター

1本目は、リツタ選手がトップ。コウタロウ選手、ヨシアキ選手が続き、
4位以降には、日大山形高1年の#布施飛雄真 選手、下川商高2年の#西田蓮太郎 選手、新井高3年の#馬場慎平 選手らが付けています。


2本目

1本目6位のシンペイ選手、71メーター

暫定1位。


レンタロウ選手、74メーター

K点まで届きませんでしたが、飛型点の高い安定したジャンプで、暫定トップに立ちます。


ヒュウマ選手も、74メーター

暫定1位になれずに悔しそうではありますが、1年生が立派な5位以上確定です。


ヨシアキ選手の2本目

地元・富山県勢が、表彰台確定。


コウタロウ選手、74メーター

思ったより伸ばせなかったような様子も見せてますが、2位以上は確定。


そして1本目トップで折り返したリツタ選手

ヒルサイズに迫る81m。着地した瞬間に勝利を確信して歓喜の絶叫。
結果的に2本ともトップ、2位以下に23.3pもの大差を付けての完勝でした。

2位にコウタロウ選手、3位にヨシアキ選手、
レンタロウ選手、ヒュウマ選手、シンペイ選手が4位~6位に入りました。


優勝決定直後のリツタ選手。
雪山をバックに、とても嬉しそうな表情です。




女子:坂本李花選手、1年でインターハイ制覇

エントリー21名のうち、16名が実際に出場。

1本目

Bib.10の下川商高3年、#齋藤優 選手、72.5メーター



Bib.12の余市紅志高1年、#櫻井羽奈 選手、72.5メーター



Bib.17、飯山高1年の#坂本李花 選手、74メーター

1本目は、キッカ選手が1位、優選手、ハナ選手が2位3位。
4位以降には、余市紅志高2年の#日野森琥珀 選手、長野清泉女学院高1年の#内田ここな 選手、弘前工高2年の#藤元彩子 選手が続いています。


2本目

1本目7位、白馬高1年の#竹内千穂 選手、67メーター



サイコ選手、63.5メーター

惜しくも暫定2位。
チホ選手が6位入賞確定。


ココナ選手、67メーター

暫定トップ。5位以上を確定させました。


コハク選手、69メーター

4位以上が確定。
いよいよ、1本目のトップ3です。


ハナ選手、67.5メーター

1本目ほど伸ばせませんでしたが、表彰台は確保。


優選手、71.5メーター

2位以上が決まり、ラストを待ちます。


そして今年のインターハイスペシャルでのラストジャンパー、キッカ選手。
女子で唯一のK点超で、77.5メーター

最終的に10点もの差を付けて、キッカ選手の完勝。

2位に優選手、3位にハナ選手。
4位~6位には、コハク選手、ココナ選手、チホ選手となりました。


ジャンプ台をバックに、優勝のキッカ選手。
今シーズンは、冬の名寄の吉田杯で7位に入るなど好調ですので、今後も楽しみですね。



表彰式 男子

1位 #杉山律太 選手(下川商高3年)
2位 #久保田康太郎 選手(飯山高3年)
3位 #坂大芳輝 選手(雄山高3年)


4位 #西田蓮太郎 選手(下川商高2年)
5位 #布施飛雄真 選手(日大山形高1年)
6位 #馬場慎平 選手(新井高3年)


7位 #小野沢秀太 選手(飯山高3年)
8位 #横沢雄咲 選手(飯山高3年)
9位 #富井孝 選手(飯山高1年)
10位 #遠田廣斗 選手(花輪高1年)



表彰式 女子

1位 #坂本李花 選手(飯山高1年)
2位 #齋藤優 選手(下川商高3年)
3位 #櫻井羽奈 選手(余市紅志高1年)


4位 #日野森琥珀 選手(余市紅志高2年)
5位 #内田ここな 選手(長野清泉女学院高1年)
6位 #竹内千穂 選手(白馬高1年)



雪不足も心配されて大量の雪をかき集めたり、関係者の方々による多大な尽力のお陰で、素晴らしいジャンプ台となった中での大会でした。

この日は、冬の富山では珍しく好天にも恵まれ、風による中断も無く、無事に大会が遂行されたことは、偏に、大会運営に携わって頂けた方々の努力が報われた結果だと思います。

この場で深く御礼を申し上げます。

観戦させて頂けて、有難うございました。


下記YouTubeチャンネル再生リストに、今大会で撮影させて頂いた動画を公開しておりますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第73回インターハイスペシャル 2024/02/09(金) 立山シャンツェ – YouTube


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