野沢で最後の高校選抜は、下商コンビに凱歌
いわて国体の後も、ジャンプ関係のイベントは目白押しで、23(木祝)から鹿角でインカレと野沢温泉で高校選抜が同日開催、また、25(土)から2日間は小樽でジュニア大会も有りますし、言うまでもなくスロベニアでは世界選手権が開催中。
何も無ければ、どれに行くか迷うくらいの状況でしたが、あいにく23(木)夜~25(土)夜にかけて実家(富山市)の方で用事が有り、どの大会に行っても全部は観られない状況に。
ならば、23(木)は祝日で仕事休みでもあるので、東京から富山に向かう途中で野沢温泉に立ち寄り、高校選抜のスペシャルだけを観戦して、終わったらそのまま富山へ向かうことにしましょうか。
というわけで、この日は朝一に東京の自宅を出て、9時過ぎに野沢温泉シャンツェに到着。試技の途中から観戦させて頂くことが出来たのでした。
女子組:齋藤優 選手、2本ともトップで圧勝!
エントリーは11名ですが、出場は8名。
1本目
7番スタートの佐藤柚月 選手が、K点(=55m)を越えて56メーター
9番スタート、岩崎里胡 選手、56メーター
ユヅキ選手と同じ飛距離ながら、飛型点での差でここまでの2位。
女子1本目ラストとなった齋藤優 選手、57.5メーター
5p以上の差を付けて、1本目トップで折り返しとなりました。
女子1本目終了
優選手トップ、ユヅキ選手2位、里胡選手が3位。
4~6位には、日野森琥珀 選手、5位 三上琳加 選手、6位 池田葉月 選手が続いています。
2本目
コハク選手が暫定1位となった状態で、トップ3のジャンプ。
まず、里胡選手が55メーター
表彰台確定。
次の柚月選手、55メーター
2本目だけなら里胡選手と同点で、1本目の1.0p差を守って2位以上確定。
そして女子のラスト、優選手は57メーター
2本ともトップでの優勝決定。
ご本人は、テレマークを決められなかったことを反省されてましたが、この飛距離に降りれば優勝確実でしたので、安全な着地で正解だったかと思います。
女子最終
女子組 公式成績表
男子組:アサヒ選手、高校選抜も完勝!
32名のエントリー中、31名が出場。
1本目
地元出身の下川商高2年生・杉山律太 選手が、男子で初めてK点を越えて55.5メーター
新潟県上越市出身の飯山高3年生・山﨑叶太郎 選手。55メーター
4日前の国体コンバインド少年男子覇者でもある成田絆 選手も、55メーター
リツタ選手と叶太郎選手の間にランク。
そしてラストの坂野旭飛 選手。57メーター
今日も断然トップでの折り返しです。
男子1本目終了
アサヒ選手、リツタ選手、アツシ選手、キョウタロウ選手と続き、
5位6位には、中村正幹 選手と西方遥人 選手がランクされています。
2本目
1本目7位の川上航太郎 選手が、50.5メーター
暫定トップで、残り6人を待ちます。
ハルト選手は、53メーター
暫定トップ=6位以上確定。
マサキ選手、50.5メーター
この時点で、ハルト選手、航太郎選手に次いで3位。
次のキョウタロウ選手。54.5メーター
K点には僅かに届かず、悔しそうにもされてますが、暫定1位となって残り3人待ち。
アツシ選手は、53.5メーター
キョウタロウ選手のポイントに届かず、暫定2位。
リツタ選手はK点ちょうどに着地。
ガッツポーズも出て、2位以上を確定。
アサヒ選手は、最長不倒ともなる58.5メーター
この日も優勝決定。
男子組 公式成績表
表彰式 女子組
1位 齋藤優 選手(下川商高2年)
2本とも1位の完勝。
ミディアムヒルにも関わらず、8.3pもの大差を付けての優勝を表示する電光掲示板の前で、とても嬉しそうな表情を撮らせて頂けました😄
2位 佐藤柚月 選手(札幌日大高1年)
4日前まで「いわて八幡平白銀国体」でテストジャンプを担ってくれており、この日も良いジャンプを2本揃えての2位でした。
3位 岩崎里胡 選手(下川商高2年)
今シーズンは、私が見ている前だけでも、シニア大会での表彰台が4回(市長杯宮の森、チャレンジカップ大倉山、名寄ピヤシリ大会、カツゲンカップ)も有り、安定した強さを維持出来てますね。
4位 日野森琥珀 選手(余市紅志高1年)
5位 三上琳加 選手(余市紅志高1年)
6位 池田葉月 選手(札幌日大高2年)
7位 齋藤衣吹 選手(山形中央高1年)
8位 近藤きよら 選手(新井高1年)
表彰式 男子組
1位 坂野旭飛 選手(下川商高2年)
各種テレビ杯の少年組や、インターハイ、4日前の国体に続き、高校選抜も制したアサヒ選手。
今日も素晴らしい笑顔です。
2位 杉山律太 選手(下川商高2年)
下川にジャンプ留学中のリツタ選手。地元で表彰台に上がれて良かったですね。
3位 山﨑叶太郎 選手(飯山高3年)
いわて国体で、スペシャル2位、コンバ3位。
この日は、国体コンバで逆転を許したアツシ選手にリベンジする形での表彰台でした。
4位 成田絆 選手(花輪高2年)
5位 西方遥人 選手(飯山高2年)
6位 川上航太郎 選手(札幌日大高3年)
7位 中村正幹 選手(東海大札幌高3年)
8位 山川伶欧 選手(新井高3年)
9位 森恢晟 選手(東海大札幌高2年)
10位 西田蓮太郎 選手(下川商高1年)
高校選抜は、2017年と2018年に当地で観戦させて頂いていましたが、それ以降は、平日開催や、中止、無観客などが続いたため、現地で観戦出来たのは5年ぶりでした。
野沢温泉での高校選抜開催も、今年が最後ということで、スペシャルだけでも観戦出来て良かったです。
下記YouTubeチャンネルに、今大会で撮影させて頂いた全動画を投稿しておりますので、宜しければこちらも併せてご視聴ください。
第34回高校選抜スペシャル 2023/02/23(木祝) 野沢温泉シャンツェ – YouTube
なお、この翌日に高校選抜のコンバインドが開催され、前述の通り、私は観戦出来ませんでしたので、結果だけを掲載します。
高校選抜コンバインド女子組:
高校選抜コンバインド男子組: