第33回日本ビール杯 2026/10/10(土) 妙高高原赤倉シャンツェ

2026-2027シーズン

#第33回日本ビール杯妙高高原サマージャンプ大会



鹿角大会の翌週は、妙高に遠征して、数年前から秋の恒例となった日本ビール杯です。
私は、前日の朝に富山に移動し、この日はクルマで3時間ほど走って、8時過ぎに赤倉シャンツェに到着しました。


小学1~4年

この大会は、小学生は、男女区別無く、4年生以下と5年生以上に分かれて順位を競う形式で、
1~4年には6名が出場。

1本目

Bib.4、白馬の #山岸千晃 選手、23m(9.7p)
Bib.5、妙高の #野呂芽衣奈 選手、41.5m(57.6p)
Bib.6、札幌の #谷奥千奈 選手、41.5m(58.6p)

同じ飛距離ながら、チナ選手がトップに立ち、
メイナ選手は1p差の2位。

3位のチアキ選手以降との点差が大きいので、
この2選手による優勝争いとなりそうです。

2本目

この試合は、すべての階級で、リバーススタートではなくビブ順となっており、

Bib.4のチアキ選手が飛び終えたところで暫定トップとなって表彰台が確定して、ラストの2名です。

まず、メイナ選手、

1本目と同じ、41.5メーター。


チナ選手は、

40メーター。

飛距離で1.5m(3.6p)上回ったメイナ選手が1位で、
チナ選手は飛型点では上回ったものの、2.1p差で、惜しくも2位。

以下、ご覧の通りの成績となっており、
出場6名なので、全員が入賞となりました。



優勝が決まり、フラワープレゼンテーションでお花を貰ったメイナ選手

4年生になられた今シーズンですが、
お母様も驚かれるほど、急激に、飛距離が伸びるようになりました。
今後も怪我しないように順調に成長していって欲しいですね。


小学5,6年

新潟(南魚沼5名、妙高3名、)、
長野(白馬1名、高社1名、飯山3名、木島平1名、野沢温泉5名)、
群馬(草津1名)の各メンバーに、
札幌から6名が参戦してくれて、
出場は、男女合わせて26名。

この世代に、これだけの人数の選手がいらっしゃることに、まずは喜びを感じ、
なおかつ、
札幌の強豪達を迎え撃つ形の本州勢が、どんなジャンプを見せてくれるかも楽しみでした。

1本目

Bib.16、札幌の #姫野寛己 選手、56.5m(101.6p)
Bib.24、南魚沼の #目黒はぐ美 選手、47.5m(74.5p)
Bib.30、飯山の #藤澤航大 選手、46.5m(73.1p)
Bib.31、白馬の #長澤世羅 選手、46m(69.9p)
Bib.34、南魚沼の #佐藤希瑚 選手、48.5m(77.9p)
Bib.35、札幌の #谷奥梓羽 選手、53.5m(93.4p)

ここ数週間以内の道内大会でも好調だったヒロキ選手とアズハ選手が、敵地に乗り込んでも、他選手とは別格の強さで1位2位。

15p以上の差が付いた3位以下は、キコ選手、ハグミ選手、コウダイ選手、セラ選手と続いていて、表彰台をめぐる争いも激化しそうです。

2本目

ヒロキ選手

さらに飛距離を延ばして59メーター。209.2pで暫定トップ。

ハグミ選手、53mの164.7pでここまでの2位。
コウダイ選手、49m。152.7pでここまでの3位。
セラ選手、55.5m(166.6p)。ハグミ選手の上で、2位。

1本目3位のキコ選手は、

56メーター(176.4p)。
ヒロキ選手に次ぐ2位にランク。


そして、アズハ選手

61メーターに着地して、嬉しそうなガッツポーズ!。

207.3pは、ヒロキ選手に1.9pだけ届かず、2位がほぼ確定。

そして、最後に飛ばれた #細矢瑛太郎 選手は54m(158.5p)で6位にランク。

ヒロキ選手、アズハ選手、キコ選手が表彰台で、
4位以下は、セラ選手、ハグミ選手、エイタロウ選手でした。



優勝のヒロキ選手

9月の朝日2試合や、荒井山でも優勝されましたが、
この日は、本州の同世代選手達にも、格の違いを見せつけるほどの快勝でした。


中学女子

出場は10名で、北海道と本州が半々です。

1本目

Bib.42 #安立恋音 選手、55.5m(98.7p)
Bib.46 #安立寿音 選手、54.5m(93.8p)
Bib.50 #竹本祐那 選手、57.5m(102.5p)

全員飛び終えて、竹本ユナ選手がトップ。
3.8p差の2位にココネ選手、
さらに4.9p差でスズネ選手。

4位タイに #石崎葵 選手と #木村六花 選手が並び、#佐々木晴姫 選手が6位ですが、
3位と4位で8.4p差がついているので、
上位3名による優勝争いになるかと思われます。


2本目

1本目2位のココネ選手

56メーター。198.6pで、後続選手の結果を待ちます。

ハルヒ選手、51m(164.1p)
リッカ選手、52m(172.7p)

スズネ選手

妹のココネ選手と同じ56メーター飛びましたが、
1本目の差に、飛型点の差も加わって、ココネ選手のポイントに届かず、ここまでの2位。

次の石﨑アオイ選手は、53.5mで176.3p。
この時点の3位となり、
残り一人なので、安立姉妹の表彰台が確定しました。

そしてラストに飛ばれたユナ選手は

59メーターに着地して優勝決定。

2位になったココネ選手が駆け寄って喜び合い、素晴らしい優勝シーンでした。

3位がスズネ選手、
4位以下の入賞は、石﨑アオイ選手、リッカ選手、ハルヒ選手でした。



順位確定直後の3位1位2位。

2本目も飛び終えてホッとされているのも有るでしょうけど、3人とも、とても良い表情を撮らせて頂けました。有難うございます。


ここまでがミディアムヒルでの試合となり、
以降の階級(女子(高校・一般)、中学男子、男子(高校・一般))はノーマルヒルとなります。


女子(高校・一般)

翌日に当地で開催されることになったインカレに向けて、この日の妙高には大学生が多数集結されており、この階級も出場11名のうち7名が大学生です。

1本目

Bib.61 #池田葉月 選手、69.5m(63.5p)
Bib.63 #山﨑詩由衣 選手、72.5m(69.5p)
Bib.67 #野呂梨渚奈 選手、68.5m(60m)
Bib.69 #日野森琥珀 選手、81.5m(91p)
Bib.70 #藤元彩子 選手、79m(84.5p)
Bib.71 #海沼優月 選手、85.5m(101p)

コンバインドのW杯ランカーでもある優月選手が貫禄のトップで、
10p離れた2位にコハク選手、6.6p差でサイコ選手。

以下、葉月選手、リオナ選手、ジュイ選手と並んでいますが、
こちらも、3位までの点差が15pと、かなり離れましたので、表彰台はほぼ決まりかなという感じです。


2本目

葉月選手、78mで、トータル146.5p
ジュイ選手、72.5m、143.5p。
リオナ選手、68.5m、136p。

ラスト3名は、
まず、コハク選手

89.5メーターで表彰台確定。


サイコ選手

79メーター。
コハク選手に次ぐ2位で、こちらも表彰台は確保。


優月選手は

90メーターで優勝決定。

2位コハク選手、3位サイコ選手、
4位以下は、葉月選手、ジュイ選手、リオナ選手です。



優勝の優月選手

先々週は白馬でコンバインド2連戦、先週は鹿角でスペシャルとコンバインドと、
ここのところ3週連続で観させて貰えてますけど、最近、ますます、ジャンプが安定してきましたね。
今や、W杯にフル参戦されるほどの実力者だけに、当然かもしれませんが。


そして、
この大会で、最も白熱するであろうと思い、
現地に向かってる間も凄く楽しみにしていたのが、
中学男子
です。

層の厚い3年生からは8名。
その3年生達と遜色ない成績を残している2年生が5名に、
今年、中学に上がられた3名が加わり、
総勢16名の精鋭が集結したこの試合は、
さながら、来年2月の全中大会の前哨戦とも思えました。

1本目

Bib.83、妙高の1年生 #野呂琉也 選手、81.5m(92p)
Bib.88、妙高の3年生 #野呂悠惺 選手、93.5m(118p)
Bib.92 、南魚沼の3年生 #南雲蒼空 選手、86m(101p)
Bib.93、野沢温泉の3年生 #杉山冬悟 選手、89m(106p)
Bib.94、岩見沢の3年生 #芹川吏憂 選手、82.5m(92p)
Bib.95、草津の2年生 #花岡琉輝 選手、86m(102p)
Bib.96、妙高の2年生 #竹田健太郎 選手、91.5m(114p)

全員飛び終えて、ユウセイ選手が118pでトップ。
4p差の2位にケンタロウ選手で、
8p差が付いた3位にトウゴ選手。

以下、
4p下の4位に、ルキ選手、
1p下の5位が、ソラ選手、
そこから9p離れた6位タイにリウン選手とリューヤ選手となり、
この微妙な得点差が、2本目後の順位に大きく影響する結果となりました。


そして、大注目の 2本目

まず、1本目6位タイのリューヤ選手

何と、ここまでの最長不倒となる97メーター!。

過去に、どんなに大ジャンプをしても、大喜びすることも無くクールだったリューヤ選手。
私は彼のガッツポーズを見たのは初めてだったでしょう。

これで会場が一気に盛り上がり、
「ひょっとすると、リューヤ選手が表彰台あたりまでも行くのでは?」という雰囲気で、
実際、その後、4人( #齋藤慈瑛 選手、#細矢悠馬 選手、#村山仁汰 選手、#姫野誠也 選手)が飛ばれましたが、リューヤ選手のポイントには届かず。

そんな中で、1本目1位のユウセイ選手は

1本目と同じ93.5メーター。
2本目だけならリューヤ選手に3.5m足りませんが、1本目に10m以上の差を付けていたため、
「これでユウセイ選手が暫定トップに立ったな」と私は思いました。

が、待てど暮らせど、電光掲示板にユウセイ選手のポイントが出ず、
そのうちに次の #吉越悠人 選手が

94メーターも飛ぶと、
電光掲示板表示は、

1位:「83」なので、リューヤ選手
2位:「87」なので、セイヤ選手
3位:「89」なので、今飛ばれたハルト選手

以下、4位「86」、5位「84」、6位「81」となっており、
1本目だけで118pだったはずのユウセイ選手の番号「88」が6位までにも登場しないのは、どう考えても変で、「これは、機械トラブルか何かだな」と思いましたし、
その場に居たユウセイ選手が「俺は?」と戸惑っておられる声も聞こえてきました。

その後、そんなことを知るはずもない後続選手( #三輪白隼 選手、 #深澤出帆 選手)が飛ばれていきましたが、ユウセイ選手の番号が一向に表示されないまま、

1本目5位のソラ選手が

96メーターに着地して大喜び。

電光掲示板には、227.5pで1位と表示され、
(本当はこの時点で2位だったのですが、)
ご本人は、当然、「これで暫定トップに立った!」と思ったのでした。

そして、この機械トラブル(と思われた事象)から波及したドラマはまだ続き、

次のトウゴ選手が

97メーター!

着地で危なかったため、必死になって「セーフ、セーフ」とジェスチャーで訴えるトウゴ選手と、
隣で祈るソラ選手。

結果は、228pで、
ソラ選手を0.5p上回る暫定1位(の表示)。

力強いガッツポーズのトウゴ選手と、

ショックで真後ろに倒れこむソラ選手



次のリウン選手は

89.5メーターで4位表示。

この時点で、電光掲示板上は、
1位「93」トウゴ選手
2位「92」ソラ選手
3位「83」リューヤ選手
となり、
残るジャンパーはルキ選手とケンタロウ選手だけなので、トウゴ選手は、当然、ここで「表彰台が決まったー!」と喜んだわけです。


そして、ルキ選手も

97.5メーターの大ジャンプ。
232pの1位表示で、こちらも力強いガッツポーズ。

2位以上(本当は3位以上)が確定です。


そして、この状況で、ラストのケンタロウ選手は、

最長の98メーターに着地。

電光掲示板の表示が出た直後、
撮影していた私に「1位?」と確認する仕草をするケンタロウ選手。

実は、この時点では、私も、ユウセイ選手のポイントが正確には分かってなかったのですが、
1本目の点差がマイナス4pで、2本目の飛距離差がプラス4.5m(=9p)なので、飛型点で余程の差(5p以上)が無い限り、ケンタロウ選手の逆転優勝だろうと、頭の中で計算しながら、ケンタロウ選手に頷いていました。

健闘を称えあうトウゴ選手とケンタロウ選手とルキ選手。
一番右は、先輩達を祝福するためにこの場に来ていた #村上日々輝 選手。



その後、一旦、3人が表彰者インタビューに向かって歩き始めましたが、
途中で関係者の方が走って行かれ、
トウゴ選手だけは呼び戻されて、
ユウセイ選手がインタビュー台へ。

結局、電光掲示板表示と異なってることに関する説明が一切無いまま、
正式な順位は、
1位:ケンタロウ選手
2位:ユウセイ選手
3位:ルキ選手
で、
トウゴ選手は、残念ながら4位、
2本目に大ジャンプを見せてくれたソラ選手とリューヤ選手は5位6位ということになったようでした。



「電光掲示板の表示誤りにより、順位が入れ替わった」ということは、実は昨年のこの大会でも起こったことで、その時は、飛び終えた後で #小林潤志郎 選手の優勝インタビューまで行われたにもかかわらず、その後に何の説明もなされないまま、表彰式の時に呼ばれた1位は #中村優斗 選手で、ジュンシロウ選手は2位となっていました。

多少の手違いや、機械トラブルは、致し方無いと理解しますが、
優勝者や、表彰台に上がる選手が変わってしまうほどのインパクトが有った場合は、せめて、場内アナウンスで説明ぐらいして頂けた方が、選手も親御さんも納得できると思うのですけどね。


と言うわけで、若干、後味が悪くなったのは否めませんし、特にトウゴ選手には非情な結果となってしまいましたけど、

稀に見る凄い試合を見せて頂けたことだけは間違いなく、特に2本目の、上位6名のK点超ジャンプの応酬には、撮影しながらなのに、思わず声を出したくなるくらい感動させて貰えました。

この後、明後日のチームタクカップや、来年2月の全中、さらには、高校に進学されてからの彼らの戦いが、とても楽しみになった試合でしたね。


男子(高校・一般)

この大会は、元々、ジュニアが主体ということで、高校生と一般が同じ階級となっており、
出場は35名で、そのうち高校生が5名です。

1本目

かなり低いゲート設定だったようで、
「練習でもこんな低いゲートで飛んだこと無い」なんて言っておられた選手も居らっしゃった中で、

Bib,125 #山川伶欧 選手、79m(86p)
Bib.129 #小林龍尚 選手、77.5m(82p)
Bib.133 #竹花大松 選手、83m(95p)
Bib.134 #小林潤志郎 選手、95m(125.5p)
Bib.136 #中村優斗 選手、91.5m(116.5p)
Bib.137 #成田絆 選手、93m(119.5p)

K点超の3名(ジュンシロウ選手、アツシ選手、優斗選手)が1位2位3位。

4位以下に、ダイマツ選手、レオ選手、タツナオ選手が付きますが、
3位までとは20p以上の差が有るので、
表彰台の3名は固そうです。

2本目

この階級も、2本目はリバースではなくビブ順で、

1本目11位の #川上航太郎 選手

K点超の90.5メーターで、ガッツポーズも出ました。


レオ選手

92.5メーター。航太郎選手の上にランク。


ダイマツ選手

97メーター。快心のジャンプで、とても嬉しそう。
残り3名の時点で、ここまでのトップです。


ジュンシロウ選手

97メーター。ひとまず、表彰台は確定。


優斗選手

91メーター。暫定2位で、こちらも表彰台確保。


ラストBibのアツシ選手は

88メーター。

ジュンシロウ選手の逃げ切り優勝で、
優斗選手とアツシ選手が2位3位。

4位以下の入賞は、ダイマツ選手、レオ選手、航太郎選手。
高校生でのトップは、#鈴木教究 選手(18位)でした。



表彰式

小学1~4年


1位 #野呂芽衣奈 選手
2位 #谷奥千奈 選手
3位 #山岸千晃 選手
4位 #岡田康介 選手
5位 #佐藤律 選手
6位 #勝又新 選手



小学5,6年


1位 #姫野寛己 選手
2位 #谷奥梓羽 選手
3位 #佐藤希瑚 選手
4位 #長澤世羅 選手
5位 #目黒はぐ美 選手
6位 #細矢瑛太郎 選手



中学女子


1位 #竹本祐那 選手
2位 #安立恋音 選手
3位 #安立寿音 選手
4位 #石崎葵 選手
5位 #木村六花 選手
6位 #佐々木晴姫 選手



女子(高校・一般)


1位 #海沼優月 選手
2位 #日野森琥珀 選手
3位 #藤元彩子 選手
4位 #池田葉月 選手
5位 #山﨑詩由衣 選手
6位 #野呂梨渚奈 選手



中学男子


1位 #竹田健太郎 選手
2位 #野呂悠惺 選手
3位 #花岡琉輝 選手
4位 #杉山冬悟 選手
5位 #南雲蒼空 選手
6位 #野呂琉也 選手



男子(高校・一般)


1位 #小林潤志郎 選手
2位 #中村優斗 選手
3位 #成田絆 選手
4位 #竹花大松 選手
5位 #山川伶欧 選手
6位 #川上航太郎 選手


以上、今年の日本ビール杯も、選手達のお陰で、素晴らしい時間を過ごすことが出来、大満足で帰路につくことが出来ました。

私の撮影などに最大限のご配慮を頂けた大会管理者の方々にも、深く御礼を申し上げます。


この日に撮影させて頂いた動画は、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約していきますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
2026/10/10(土) 第33回日本ビール杯(妙高高原赤倉シャンツェ) – YouTube


#skijumping
#skoki