第101回全日本ラージ 2022/10/23(日) 白馬ジャンプ競技場

2022-2023シーズン

コンバインドの山本涼太選手、スペシャルでも連続の表彰台

全日本選手権のラージは、男子のみ前日に予選が行われ、女子は32名、男子は50名がエントリー。

女子組:髙梨沙羅選手、全日本ノーマルに続いてラージヒルも制す

1本目

一昨日の全日本ノーマル覇者の髙梨沙羅 選手が134mでトップに立ち、
伊藤有希 選手が123mで2位、
勢藤優花 選手が125.5mで3位に付け、
以下、宮嶋林湖選手、丸山希選手、中山和選手が続きました。


女子組 1本目終了



2本目

6位折り返しのナゴミ選手が、16番ゲートから111.5メーター




次のノゾミ選手の所でゲートが2段下がり、14番ゲートから129.5メーター




リンゴ選手も同じ14番ゲートから飛んで、131メーター

ウィンドファクタの影響で、この時点の暫定2位。


ゲートがまた1段下がり、優花選手は13番ゲートから132.5メーター

暫定トップに立って表彰台確定。


さらにゲートが下がって、有希選手は12番ゲートから131メーター

優花選手を上回り、ラストの沙羅選手を待ちます。


沙羅選手は、136.5メーター

2本ともトップの完勝で最後を締めました。


女子組 最終

結果的に、W杯遠征実績も豊富な4名が1~4位を占めましたが、
昨シーズンまで国内大会で好成績が多かったリンゴ選手が5位に食い込み、この後の遠征メンバー入りに大きく前進した試合となりました。


女子組 公式成績表




男子組:小林陵侑選手、1本勝負の全日本ラージでV

8番ゲートでのスタートとなった
1本目

19番スタートの山本涼太 選手が、129.5メーター

コンバインド選手ながら、前日の全日本ノーマルで3位表彰台に上がられており、この日も好調ですね。


涼太選手が暫定トップのまま試合が進み、39番スタートの竹花大松 選手は128メーター

この時点の2位に。


43番スタートの小林潤志郎 選手は、126.5メーター

涼太選手と大松選手に次ぐ3位に付けます。


小林陵侑 選手の所でゲートが2段下がり、6番ゲートから131.5メーター

暫定トップ。ここでようやく涼太選手が暫定2位に下がりました。


46番スタートの清水礼留飛 選手は、6番ゲートから122.5メーター

この時点の5位。


そして、ラスト50番スタートの二階堂蓮 選手、123.5メーター

3位にランク。


男子組 1本目終了


その後、強風のため、男子のみ2本目キャンセルとなり、1本目の成績で順位が確定。

陵侑選手が1位、
コンバインドの涼太選手が2位となり、
全日本ノーマル覇者の蓮選手が3位と、
表彰台は一昨日のノーマルと同じ顔触れとなりました。


男子組 公式成績表




表彰式 女子組



1位 髙梨沙羅 選手(クラレ)



2位 伊藤有希 選手(土屋ホーム)



3位 勢藤優花 選手(YAMAtune)



4位 丸山希 選手(北野建設)



5位 宮嶋林湖 選手(松本大1年)



6位 中山和 選手(下川商高3年)





表彰式 男子組



1位 小林陵侑 選手(土屋ホーム)



2位 山本涼太 選手(長野日野自動車)



3位 二階堂蓮 選手(日本ビール)



4位 竹花大松 選手(土屋ホーム)



5位 小林潤志郎 選手(雪印メグミルク)



6位 清水礼留飛 選手(雪印メグミルク)



強風が吹き荒れる中で、残念ながら男子だけは1本勝負となりましたが、全日本選手権のノーマルとラージの両試合が無事に成立したことが何よりだと思います。

選手の皆さん、お疲れ様でした。



下記YouTubeチャンネルに、今大会で撮影させて頂いた全動画を投稿しておりますので、宜しければこちらも併せてご視聴ください。
第101回全日本ラージ 2022/10/23(日) 白馬ジャンプ競技場 – YouTube