第56回名寄ピヤシリ兼第63回道新杯 2025/12/13(土) 名寄ピヤシリシャンツェ

2025-2026シーズン

#第56回名寄ピヤシリジャンプ大会 兼
#第63回北海道新聞社杯ジャンプ大会

11月の全日本ノーマルの後、数週間のプチオフを経て、冬の名寄2連戦です。

折しも、強烈な寒波が押し寄せてきた時期と重なり、
実際、試合前日(12/12(金))には、午後の新千歳空港到着便で欠航が相次いだくらいでしたが、
私は、朝一に羽田から旭川へ飛び、明るいうちに名寄市内に着いていたため、無事にこの日の試技から観戦することが出来ました。

今年は、W杯やC杯遠征組が不在な中での試合ながら、
女子35名、男子87名の、総勢122名もの選手がピヤシリに集結されました。



女子組

エントリー35名のうち、高校生が19名も居て、
札ジャンの #安立寿音 選手が中学生で唯一人の出場です。

ジャンプW杯に6名、コンバインドW杯に2名が行かれている状況でも、30人カットとなるくらいの人数の女子選手が居らっしゃることを再認識するとともに、
今後の高校生以下で争う試合も活況となりそうなのが嬉しく感じます。


この日は、10:55に
1本目
が開始。

妙高高原小6年 #野呂琉也 選手のテストジャンプの後で、試合開始です。

Bib.28 #藤元彩子 選手、82.5m
Bib.30 #中山和 選手、87m
Bib.31 #岩崎里胡 選手、83m
Bib.32 #櫻井梨子 選手、84m
Bib.34 #岩佐明香 選手、88.5m
Bib.35 #一戸くる実 選手、89.5m

ここピヤシリの台は、ウィンドファクターやゲートファクターが無いため、着地で大きく乱れない限りは、ほぼ飛距離通りの順位となる傾向が有り、

クルミ選手が110.5pでトップ。
6p差が付いた2位に明香選手で、
さらに、5p離れてナゴミ選手、
以下、梨子選手、里胡選手、サイコ選手。

7位以下には、#小林諭果 選手、#齋藤優 選手、#中村安寿 選手、#坂本李花 選手の順。この日は、

高校生の中では、飯山高3年のキッカ選手の10位が最高位ですが、
Bib.25、白馬高3年の #竹内千穂 選手が、73mで13位、
Bib.19、下川商高2年の #美ノ谷佳鈴 選手が、72.5mで15位、
Bib.2、鹿角高1年の #沢田珠慧莉 選手も、71.5mで16位と健闘されています。

2本目

この大会は10位までが入賞となっており、

まず、1本目10位のキッカ選手が、

77.5メーター飛んで、暫定1位で入賞を決定。


アンジュ選手は、

73メーター。
キッカ選手に抜かれたものの、入賞は確定。


優選手は、

79メーター飛んでカレントリーダー(8位以上確定)。


ユカ選手

73メーターで、優選手とキッカ選手の下にランク。


サイコ選手

77メーター。
優選手と同点での暫定1位で、6位以内確定。


里胡選手は、

80メーターで、1本目の順位確保。


梨子選手、

81.5メーター。
こちらも前の選手は抜かれずに4位以上を確定させ、残り3名。


ナゴミ選手、

79.5メーターに着地。梨子選手に7p届かず暫定2位。
梨子選手の表彰台が確定。


明香選手、

80.5メーター。2位以上が確定。


ラストのクルミ選手は

89.5メーターで優勝決定。

2位に明香選手、3位は梨子選手。
4位~6位は、ナゴミ選手、里胡選手、優選手&サイコ選手で、
キッカ選手、ユカ選手、アンジュ選手までが10位以内入賞。

高校生でのトップは、8位のキッカ選手で、
カリン選手(12位)、ジュエリ選手(14位)も好成績。

中学生で唯一出場のスズネ選手は、20位でした。



優勝決定直後のクルミ選手

ホッとした表情を見せてくれましたね。


男子組

エントリー87名のうち、実際に出場されたのは83名。
この大会は少年組の設定が無く、2本目に進めるのは男子全員の中の上位30名だけなので、
高校生23名や中学生6名にとって、かなりの鬼門なわけですが、
そんな中でも好成績を出せば、今後の自信にも繋がるでしょう。

1本目

Bib.108 #佐々木星語 選手、90m
Bib.111 #鈴木翔 選手、91m
Bib.118 #栗田力樹 選手、93.5m
Bib.125 #竹内択 選手、92.5m
Bib.126 #藤田慎之介 選手、92.5m
Bib.127 #中村優斗 選手、94m

1本目全員飛んで、優斗選手とリキ選手が同点でトップ。
2.5p離れた3位に、慎之介選手とタク選手が同点。

スズショー選手とセイゴ選手が5位6位で、
7位以下には、#布施飛雄真 選手、#工藤漱太 選手& #海沼史人 選手と続き、
#竹花大松 選手と #山元豪 選手と #小山祐 選手が同点10位の位置に居ます。

高校生の中では、セイゴ選手、ヒュウマ選手、#森大耀 選手、#三上託摩 選手、#姫野蒼大 選手の5名が2本目に進出されました。

2本目

1本目は20位だった #山根和治 選手

90メーター。
この後、10人も抜いて、入賞にまで届きました。


1本目10位タイのダイマツ選手

87メーター。
カンチ選手と同点で暫定1位となり、こちらも入賞は確保。


1本目8位のフミト選手

87.5メーター。
ダイマツ選手やカンチ選手を上回り、コンバインド選手がスペシャルの大会で嬉しい入賞決定。


漱太選手は

84.5メーター。暫定4位。


ヒュウマ選手

87メーター。
ダイマツ選手やカンチ選手と同点での暫定2位。


セイゴ選手は

85メーター。
こちらは、フミト選手と同点の暫定1位で、二人とも6位以内が確定。


スズショー選手


85メーターで、暫定トップ。


タク選手は

83.5メーター。
スズショー選手、タク選手、セイゴ選手&フミト選手の順となって、残り3名。


慎之介選手

86.5メーターで表彰台確定。


そして1本目1位タイの両名の登場。
まず、リキ選手

90メーター。
手を叩いて喜び、最終ジャンパーを待ちます。


優斗選手は

83.5メーターに着地。
3位と表示され、リキ選手の優勝が決定。

2位は慎之介選手で、
4位~6位は、スズショー選手、タク選手、セイゴ選手とフミト選手となり
ヒュウマ選手とダイマツ選手とカンチ選手が同点8位での入賞。

6位のセイゴ選手が高校生以下でのトップとなり、
中学生では、妙高高原中2年の #野呂悠惺 選手が、82名中39位と健闘されました。



優勝決定直後のリキ選手

メディアの方に「優勝ですよね?」と聞かれ、
「失格にならなければ」と答えながらも、嬉しそうな表情でしたね。


表彰式 女子組


1位 #一戸くる実 選手
2位 #岩佐明香 選手
3位 #櫻井梨子 選手



4位 #中山和 選手
5位 #岩崎里胡 選手
6位 #齋藤優 選手



6位 #藤元彩子 選手
8位 #坂本李花 選手
9位 #小林諭果 選手
10位 #中村安寿 選手



表彰式 男子組

1位 #栗田力樹 選手
2位 #藤田慎之介 選手
3位 #中村優斗 選手



4位 #鈴木翔 選手
5位 #竹内択 選手
6位 #佐々木星語 選手
6位 #海沼史人 選手



8位 #布施飛雄真 選手
8位 #竹花大松 選手
8位 #山根和治 選手



表彰式 女子組の最長不倒賞


#一戸くる実 選手



表彰式 男子組の最長不倒賞


#中村優斗 選手



女子組5位の #岩崎里胡 選手

2本目に向かう際、所属会社様の幟の前で、笑顔を見せてくれました。


女子組6位の #藤元彩子 選手

弘前工高から法大に進学されて1年目のサイコ選手。
調子が上がってきているのを感じますので、今後にも期待したいですね。


妙高高原中1年の #竹田健太郎 選手(男子組58位、中学生男子4位)&
草津中1年の #花岡琉輝 選手(男子組65位、中学生男子6位)&
妙高高原中2年の #野呂悠惺 選手(男子組39位、中学生男子1位)

3名とも、小学生時代から、新潟や長野のジュニア大会で何度も観させて貰ってきた選手達で、
会場で私を見付けると、いつも明るく挨拶してくれます。

今日の試合は、さすがに2本目には進むのは無理でしたが、中学生の中では好成績でしたし、良い経験を沢山して地元に帰って欲しいですね。



表彰式まで終わったのが、14時少し前。

気温はマイナス10℃を下回り、かなり寒くて、片手ずつ暖めながらじゃないと撮影出来ないくらいでしたが、長い中断も無く、割とスムーズに進行したと思います。

今回も選手達のお陰で良い試合を観られましたし、大会運営の方々の尽力に感謝致します。


今大会に撮影させて頂いた動画は、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約していきますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第56回名寄ピヤシリ兼第63回道新杯 2025/12/13(土) 名寄ピヤシリシャンツェ – YouTube


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#skoki