第32回日本ビール杯妙高高原サマー 2025/10/12(日) 妙高高原赤倉シャンツェ

2025-2026シーズン

#第32回日本ビール杯妙高高原サマージャンプ大会


今年も開催して頂けました「日本ビール杯」。

前年は「チームタクカップ」の翌日でしたが、今回は前日となり、その両試合に出場されるため、多くの選手達が参戦されました。

組み分けは、
小学生が、ミディアムヒルで、男女の区別無く「1~4年生」と「5,6年生」、
中学生以上は、ノーマルヒルで、「(中学生以上の)女子」と「中学生男子」と「高校・一般(高校生以上の男子)」となっており、
9時から試技無しで試合開始です。

小学1~4年生


男子3名、女子4名が出場され、
Bib.5、札幌の #姫野寛己 選手が、53mと55mを飛んで圧勝。
Bib.4、地元妙高の #野呂芽衣奈 選手が、28m2本で2位となり、
Bib.1、同じく地元の #吉田漢 選手が20m2本で3位でした。

動画は、ヒロキ選手の2本目です。


小学5,6年生


札幌ジャンプスポーツ少年団から7名(男子3名、女子4名)が参戦し、総勢23名(男子14名、女子9名)での争いとなったこの階級。
数年後に中学生となるジャンパーが、国内にこんなにいらっしゃるということに、私は喜びを感じます。

こちらは、

Bib.33 妙高の #野呂琉也 選手が、1本目に60.5mを飛んでトップに立ち、2本目には63.5mまで伸ばして完勝。
Bib.34 札幌の #馬場遼太郎 選手は、1本目に59.5mを飛んでリューヤ選手から2.9p差の2位に付け、2本目も同じ飛距離で最終2位。
Bib.20 札幌の #清水那胡 選手が、52.5mと51.5mで3位。

4位以降も、#村上日々輝 選手、#谷奥梓羽 選手と、札幌勢が並び、
6位に地元・妙高の #竹田莉菜 選手が入りました。

リューヤ選手の2本目です。



ここからノーマルヒルに舞台が移り、

女子


出場は13名で、そのうち、中学生が9名、高校生が2名、大学生2名です。

1本目


Bib.49 #佐藤ひなた 選手、76m
Bib.52 #安立寿音 選手、76.5m
Bib.53 #宮嶋林湖 選手、88m

2人の大学生が1位2位で、3位に札幌の中学生スズネ選手。
#野呂梨渚奈 選手と #竹本祐那 選手が4位に並び、
6位に #石﨑葵 選手が付けています。

リバーススタートの2本目

1本目4位~6位選手達が、そのまま暫定1位~3位となって、
1本目上位3名へ。

スズネ選手

選手が真剣に飛んでいる時間にまでゲストトークをやられていた影響で、飛距離が聞こえにくいですが、79メーターで表彰台確定。


ヒナタ選手

79.5メーター。2位以上が決まり、


リンゴ選手は

94.5メーターで優勝決定。
2位ヒナタ選手、3位スズネ選手。

4位以下の入賞は、リオナ選手、ユナ選手、アオイ選手。
その他の選手達も、みんな元気なジャンプを見せてくれました。


中学生男子


新潟県(妙高、南魚沼)の5名に、長野県(白馬、小谷、野沢温泉)の4名、群馬県(草津)の1名に、札幌の2名が加わって、総勢12名。

現時点での国内中学生ジャンパーの強豪全員が妙高に大集結したと言っても過言ではなく、私としても、小さい頃から観させて貰っていた選手が多くて、とても楽しみな試合でした。



1本目

Bib.63 札幌の #姫野誠也 選手、76m
Bib.64 妙高の #竹田健太郎 選手、80m
Bib.65 南魚沼の #南雲駿平 選手、76.5m
Bib.67 南魚沼の #南雲蒼空 選手、80.5m
Bib.68 小谷の #深澤出帆 選手、76m
Bib.69 草津の #花岡琉輝 選手、79,5m
Bib.81 札幌の #芹川吏憂 選手、81m
Bib.72 妙高の #竹田葵 選手、95m

全員が1本目を飛び終え、
アオイ選手が1位で、ソラ選手が2位ではありますが、
ルキ選手、ケンタロウ選手、リウン選手の3人が2位から1p差以内に居るという大混戦。

セイヤ選手は少し出遅れて6位ですが、2位からでも9p差で、
そのまたすぐ下にイズホ選手とシュンペイ選手。

1位選手が一人抜けているとはいえ、
2本目で過酷な表彰台争いが想像出来るような1本目結果となりました。



2本目

1本目7位のイズホ選手

この時もゲストトークのボリュームが高すぎて、実況の飛距離コールが全く聞きとれませんけれども、着地されたのは89.5メーター。快心のジャンプが飛べて、とても嬉しそうです。

電光掲示板表示は2位ですが、1位の位置にはBib.53(女子優勝リンゴ選手のNo.とポイント)が表示されており、どうやら、ここまでに飛ばれた全階級全選手の最上位が表示されていて、中学生男子としてはイズホ選手が暫定トップのようです。


1本目6位のセイヤ選手

93.5メーター。中学生男子での暫定1位です。


1本目80mのリウン選手

74メーターで、暫定5位。


1本目3位タイのケンタロウ選手

84メーター。ここまでの3位。


同じく1本目3位のルキ選手は

85メーター。セイヤ選手には届かず暫定2位。
セイヤ選手の表彰台が確定。


そして、1本目に2位で折り返していたソラ選手ですが、

84.5メーター。
セイヤ選手とルキ選手に抜かれたことを意味する電光掲示板を見て、ショックで倒れこむソラ選手。
残念でしたけど、今回も一生懸命頑張ってくれている姿を見せてくれました。


ラストのアオイ選手は、75m前後飛べば勝てる状況で、

101.5メーター。
50p以上の大差を付けて優勝決定。

2位にセイヤ選手、3位にルキ選手、4位がソラ選手。
イズホ選手とケンタロウ選手が5位タイ。

惜しくも入賞を逃した選手達も、大きな点差は無く、
以後の試合も楽しみとなった結果でした。


高校・一般男子


この試合は、元々がジュニアが主体の大会のため、高校生以上の男子が同じ階級となっています。
出場者は、割と近隣の社会人や、各地の大学生などが多く、総勢18名でした。

1本目

Bib.96 #山元豪 選手、93.5m
Bib.97 #小林潤志郎 選手、94m
Bib.99 #中村優斗 選手、99.5m

優斗選手がトップで折り返し、
ジュンシロウ選手が2位で、山豪選手が3位。

4位以降には、#栗田力樹 選手、#川上航太郎 選手、#桑田匠 選手と続いています。

2本目

リキ選手、タクミ選手、航太郎選手の暫定順位となった状態で、1本目のトップ3へ。

山豪選手

86.5メーター。表彰台確定。


ジュンシロウ選手

97メーター、グレートジャンプ!(by 実況の #山川尚 さん)。
合計250pで暫定トップに立ちます。


そして最後の優斗選手は

93メーター。

飛距離合計で1.5m差なので、逃げ切り優勝だなと思いながら電光掲示板をズームで写していたら、
やはりBib.99の優斗選手は252.5pで、Bib.97のジュンシロウ選手250pよりも上の数字。

No.99が2位と表示されていますが、
1位に表示されているNo.72は「中学生男子」優勝のアオイ選手なので、
「高校・一般」での優勝は優斗選手であることを表しています。

が、この後に、優勝者としてアナウンスされたのは、
何故か、ジュンシロウ選手。

その後、当然のようにジュンシロウ選手の優勝インタビューが始まり、優斗選手は引き上げて行かれるため、この時は「電光掲示板の表示がおかしくて、公式にはジュンシロウ選手の方が得点が高かったってことなのかな?」と思うしかなかったです。


ですが、約1時間後に行われた表彰式で、
1位としてコールされたのは優斗選手で、ジュンシロウ選手は2位。

後に公表された公式成績表は以下の通りですが、優斗選手のポイントは電光掲示板に出たのと同じ252.5pなので、何をどう間違ったのか分からず、何の説明も無かったために不明です。



ということで全員の公式ジャンプが終わり、その後に、
#中山和 選手& #葛西優奈 選手 vs #清水礼留飛 選手& #葛西紀明 選手によるエキシビションの男女対決というのが行われました。

ナゴミ選手

87.5メーター


レルヒ選手

102メーター


優奈選手

94メーター


紀明選手

93メーター

181.5m vs 195mで、男子組の勝ちとなりました。

エキシビション男女対決の表彰式

1位 #清水礼留飛 選手&
   #葛西紀明 選手
2位 #中山和 選手&
   #葛西優奈 選手



表彰式 小学1~4年生


1位 #姫野寛己 選手
2位 #野呂芽衣奈 選手
3位 #吉田漢 選手



4位 #山岸千晃 選手
5位 #佐藤律 選手



表彰式 小学5,6年生


1位 #野呂琉也 選手
2位 #馬場遼太郎 選手
3位 #清水那胡 選手



4位 #村上日々輝 選手
5位 #谷奥梓羽 選手
6位 #竹田莉菜 選手



表彰式 女子


1位 #宮嶋林湖 選手
2位 #佐藤ひなた 選手
3位 #安立寿音 選手



4位 #野呂梨渚奈 選手
5位 #竹本祐那 選手
6位 #石﨑葵 選手



表彰式 中学生男子


1位 #竹田葵 選手
2位 #姫野誠也 選手
3位 #花岡琉輝 選手



4位 #南雲蒼空 選手
5位 #深澤出帆 選手
6位 #竹田健太郎 選手



表彰式 高校・一般


1位 #中村優斗 選手
2位 #小林潤志郎 選手
3位 #山元豪 選手



4位 #栗田力樹 選手
5位 #桑田匠 選手
6位 #川上航太郎 選手


中学生男子優勝のアオイ選手と、ご家族ご一同様

弟のケンタロウ選手が5位で、妹のリナ選手も6位。
今日も皆さんで大会を盛り上げてくれました。


試合後の南魚沼チーム

今日もチーム一丸となって応援する声が素晴らしかったです。


こちらは、札ジャン関係者一同

先月の荒井山2連戦でもお世話になりました。


ゲストの優奈選手

世界選手権の金メダルを撮らせて頂きたいとお願いしたところ、メダルのオモテ面は「FIS」のロゴですが、ウラ面には「YUNA KASAI」の文字が彫ってあると聞き、それならと、ウラを見せながら持って頂きました。

貴重な記念品のお裾分けを頂き、有難うございます。



以上で、今年の日本ビール杯も閉会し、試合内容は良かったのですが、


前述の通り、MC(と呼ぶのか良く分かってませんが)の方が、選手が飛んでる時にまで全然違う話をゲストに振って局所的に盛り上がり、またその音量も大きかったため、選手コールや飛距離が聞こえなかったことが何度も有りました。

大会を盛り上げようと一生懸命にやられているのだろうとはお察ししますが、ゲストの話を聞くだけのために会場まで来ている人ばかりでは有りませんからね。


それと、順位を間違えて優勝インタビューをやられた件も、

おそらくですが、優斗選手が飛び終えた時点で電光掲示板に「2位」と出たために、前に飛んだジュンシロウ選手の方がポイントが上だと早合点したとか、そんな話だとは思われますが、説明が一切無かったために、実際の理由は不明です。

人間だから間違うことが有っても仕方が無いとは思いますけれども、1位と2位が入れ替わるほどインパクトが有る誤りであれば、せめて表彰式前までに場内に向けて説明をしてくれれば良かったのになとも思いました。


というわけで、多少、すっきりしない面が残った大会でしたが、
選手達のお陰で、素晴らしい試合を観ることは出来ました。

今回も観戦させて頂き、有難うございました。


今大会に撮影させて頂いた動画は、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約していきますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第32回日本ビール杯妙高高原サマー 2025/10/12(日) 妙高高原赤倉シャンツェ – YouTube


#skijumping
#skoki