#エイブルCHINTAIカップ第37回塩沢ジャンプ大会
山形蔵王サマーの翌週、今年の塩沢は8月最終日の開催。
この塩沢大会は、2013年に初めて来て以来、中止になった2回(2020年と2021年)以外は全て観戦出来ており、今年も選手達が躍動する姿を観させて頂くことが出来ました。
女子組
エントリー29名のうち、27名が出場。
そのうち、高校生が11名で、中学生が1名です。
1本目
Bib.24 #宮嶋林湖 選手、74.5m
Bib.25 #中山和 選手、73m
Bib.26 #櫻井梨子 選手、80.5m
Bib.27 #岩佐明香 選手、75m
Bib.28 #伊藤有希 選手、78.5m
Bib.29 #佐藤柚月 選手、83m
女子1本目を終えて、
柚月選手がトップ。
3.5p離れた2位に梨子選手、
さらに5.5p下の3位に有希選手。
8.5p開いて、4位にリンゴ選手、その後、明香選手、ナゴミ選手と続き、ポイントランク上位の6名がそのまま6位以内に並んでいますが、
この規模の台で、ウィンドファクターも無い中で、これだけの点差が付いているため、2本目での大きな順位変動は無さそうな状況です。
陽が当たって、少し見難いですが、女子1本目終了時のスコアボードです。

2本目


Bib.22 #齋藤優 選手が暫定トップに立った状態で、1本目トップ6。
ナゴミ選手、77.5mでカレントリーダー。
明香選手、73.5m。ナゴミ選手に次ぐ2位に。
リンゴ選手、78mで、ナゴミ選手を上回って暫定1位。
そして、有希選手、
77メーター、まずは表彰台確定。
梨子選手は
76.5メーター。
有希選手に少し迫られましたが、1本目の貯金で上回り、2位以上が確定。
柚月選手は
80.5メーター。2本ともK点を越え、
最終的に、他選手に13.5p差を付けての優勝。
表彰台に上がる3人が、互いに健闘を称えあう姿が素晴らしかったです。
2位に梨子選手、3位が有希選手。
4位以下は、リンゴ選手、ナゴミ選手、明香選手です。
女子最終のスコアボード

11名が出場された高校生の中でのトップは、#坂本李花 選手の9位。
中学生で唯一人参戦された #岡柚子葉 選手は、27位でした。


中学生の時から出場されている塩沢で、道外のA級大会では初めての優勝の柚月選手。

朝日、名寄、蔵王の3試合での2位や、サマーGPなどで安定した成績が続いていただけに、この日の出場メンバーの中では優勝候補の筆頭格でしたが、そんな中でもご自分のジャンプを2本揃えられたのは見事ですね。
2位の梨子選手

この日は、柚月選手には敵わなかったものの、1本目のジャンプで2位に付け、逃げ切りの最終2位。開幕戦の朝日サマー以来の表彰台に上がれた後で、嬉しそうな表情を撮らせて頂けました。
ここ数試合は、強豪達の厚い壁に阻まれて上位に行けませんでしたが、これを機に調子が上がると良いですね。
男子(少年組、成年組)
総勢58名のうち、高校生以下の「少年組」が31名、それ以外の「成年組」が27名ですが、2本目に進めるのは男子全体30位まで。
そのため、特に高校生以下の選手にとっては、2本目に残れるかどうかが鬼門となる大会です。
1本目
Bib.103 #渡部陸太 選手、81.5mで117p
Bib.104 #宮﨑敬太 選手、81.5mで115.5p
Bib.106 #竹花大松 選手、80.5mで115p
Bib.107 #藤田慎之介 選手、85m飛んで124.5p
Bib.110 #中村優斗 選手、83mで119p
Bib.111 #内藤智文 選手、84mですが、着地が乱れて飛型点が伸びず、118pに。
全員飛び終え、慎之介選手がトップ。
5.5p差の2位に優斗選手、さらに1p差でトモフミ選手。
その後も僅差で、リクタ選手、ケイタ選手、ダイマツ選手と続いています。

少年組では、
Bib.95 #布施飛雄真 選手、81.5m(114.5p)
Bib.96 #佐々木星語 選手、78.5m(107.5p)
Bib.105 #三上託摩 選手、80.5m(113.5p)
が、1本目の上位3名。
4位以下には、#姫野蒼大 選手、#森大耀 選手、#糸氏琉人 選手らが続いており、
高校生以下は10名が2本目に進出されました。
2本目


(少年組)
1本目8位の #長谷川琉已 選手が68.5m飛んで、後続の2名を抜いて暫定トップに立った状態で、残り5名。
タイヨウ選手、
67.5メーターで暫定トップ。
蒼大選手、
71メーターで、こちらも1本目の順位以上を確保
セイゴ選手、
68メーター。蒼大選手の表彰台確定。
タクマ選手は、
74.5メーター。
少し悔しそうですが、トップには立ちました。
ヒュウマ選手、
73.5メーター。
1本目の点差が1pしか無かった中で、2本目に1m(2p)差が付き、
結局1p差でタクマ選手が逆転優勝。
ヒュウマ選手は先週の蔵王に続いて2位で、
3位も蔵王と同じ蒼大選手。
4位以下に、セイゴ選手、タイヨウ選手、ルイ選手。
中学生でのトップは、10位の #竹田葵 選手(男子全体29位)でした。
少年組1位のタクマ選手

これで今シーズン早くも3勝目(少年組の設定の無い名寄の高校生以下1位を含めれば4勝目)ですが、優勝できなかった3試合もいずれも2位となるほど安定していますので、これからの試合も好調を維持して欲しいですね。
2位のヒュウマ選手

2本目で逆転を許し、優勝を逃したのは悔しそうでしたが、蔵王に続いての連続2位は立派です。
3位の蒼大選手

昨シーズン、中学3年生で、数々の大会を席巻した蒼大選手。
高校1年生ながら、蔵王に続いての3位表彰台は素晴らしかったです。
(成年組)
1本目7位の #小林龍尚 選手が74.5mで暫定トップに立ち、
ダイマツ選手、68.5m
ケイタ選手、73m
リクタ選手、71m
と、いずれもタツナオ選手を上回ることが出来ないまま、残りの3名。
トモフミ選手
逆転の大ジャンプとはなりませんでしたが、75.5メーターで表彰台は確保。
優斗選手
こちらも思ったほど伸ばせず、75メーター。
トモフミ選手を上回って暫定トップ。
そして、72メーター前後飛べば勝てる状況となった慎之介選手は、
83メーター!。優勝を確信してのガッツポーズ数連発!。
結局、24pもの大差を付けての優勝決定です。
優斗選手3位、トモフミ選手3位。

男子全体リザルトでは、
4位が、タツナオ選手
5位に、タクマ選手
6位タイで、ケイタ選手、#栗田力樹 選手、ヒュウマ選手
となってますが、
タクマ選手とヒュウマ選手は少年組ですので、
成年組としては、ケイタ選手とリキ選手が5位タイでの入賞となりました。




優勝決定直後の慎之介選手

2018年の高校3年時に少年組を制し、
2019年の大学1年時にも成年組で優勝。
中止になった2大会を挟んで、
2022年の大学4年時にも成年組優勝( #二階堂蓮 選手との同点優勝)と、
ここ塩沢で、過去に3勝の慎之介選手。
この日も、”塩沢大好き”慎之介選手の本領を発揮する圧勝で、感動を共有させて頂けました。
表彰式 女子組
1位 #佐藤柚月 選手
2位 #櫻井梨子 選手
3位 #伊藤有希 選手

4位 #宮嶋林湖 選手
5位 #中山和 選手
6位 #岩佐明香 選手(の代理の、#中村安寿 選手)

表彰式 少年組
1位 #三上託摩 選手
2位 #布施飛雄真 選手
3位 #姫野蒼大 選手

4位 #佐々木星語 選手
5位 #森大耀 選手
6位 #長谷川琉已 選手

表彰式 成年組
1位 #藤田慎之介 選手
2位 #中村優斗 選手
3位 #内藤智文 選手

4位 #小林龍尚 選手
5位 #宮﨑敬太 選手
5位 #栗田力樹 選手

表彰式 特別賞
塩沢大会名物の「特別賞」。
今年も、清水整骨院様の計らいで、例年、男女別中学/高校/大学生の1位選手に、地酒や笹団子などが贈られました。
大学生女子1位
#宮嶋林湖 選手
高校生女子1位
#坂本李花 選手
高校生女子2位(が不在でしたので3位)
#美ノ谷佳鈴 選手
大学生男子1位
#中澤拓哉 選手
中学生男子1位
#竹田葵 選手
中学生男子2位
#杉山冬悟 選手
最後に、
表彰された18名の選手達と、
地元・南魚沼で大会運営に携わってくださった方々での集合写真とになり、
私も撮らせて頂けました。

皆さんのお陰で、今年も素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
有難うございました。
今大会に撮影させて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第37回塩沢 2025/08/31(日) 石打丸山シャンツェ – YouTube
#skijumping
#skoki