名寄のサンピラー国体記念の翌週、恒例の「夏の札幌3連戦」のため、再び北海道へ。
今回は、木曜の仕事が終わった後でヒコーキに乗り、深夜に札幌に到着。
この日は朝から宮の森にやってきました。
女子組
38名がエントリー。このうち、先週の朝日の大会で負傷された #石﨑葵 選手は棄権され、36名が出場。
高校生は15名、中学生が1名です。
1本目
13番ゲートから始まった試合でしたが、
Bib.3(実質的には2番目)の #丸山希 選手の所でジュリー判断によるゲート2段(13⇒11)下げになり、そのゲートからノゾミ選手は、いきなりの100mジャンプ!
その後はまた13番に戻って進行しましたが、
Bib.27の #葛西春香 選手が97m飛んだことで、また2段(13⇒11)下げに。
その後の選手は、いずれも11番ゲートから、
Bib.30 #葛西優奈 選手、85.5m
Bib.36 #一戸くる実 選手、87m
Bib.37 #佐藤柚月 選手、90m
Bib.38 #伊藤有希 選手、94m
1本目を終わって、ノゾミ選手がトップ。
10p離れた2位に有希選手、さらに7.1p下にクルミ選手。
以下、柚月選手、春香選手、優奈選手と続く展開です。

同じく13番ゲートから始まった2本目は

10位で折り返した #岩佐明香 選手が92.5m飛び、
後に飛んだ4選手を抜いて暫定1位のまま、残りの6名へ。
ここでゲートが3段(13⇒10)下がり、
優奈選手は85mで、明香選手の下にランク。
春香選手は87mで、明香選手を上回って暫定トップ。
柚月選手は79.5mに留まって順位が下がり、
トップ3を迎えた時点で電光掲示板は、春香選手、明香選手、優奈選手の順。
クルミ選手は、
91メーター。まずは表彰台確定。
次の有希選手は
92メーターに着地。春香選手のポイントに届かず、春香選手が表彰台へ。
そしてラストのノゾミ選手は
92メーター。2本ともトップの完勝です。
先週の名寄を制したクルミ選手は2位で、春香選手が3位。
有希選手は表彰台に届かず4位となり、
明香選手は1本目10位からジャンプアップの5位。
優奈選手も6位に入り、今期も好調の葛西姉妹です。

高校生でのトップは、白馬高の #竹内千穂 選手の16位。
中学生で唯一出場の #安立寿音 選手は28位でした。


優勝決定直後、
野沢温泉から応援に来られていたお父様とグータッチするノゾミ選手。

宮の森でのノゾミ選手の優勝と言えば、3年前のこの大会を思い出します。
第40回市長杯宮の森 2022/08/05(金) 宮の森ジャンプ競技場 | es_anywhere’s ブログ
その時も1本目でトップに立っての逃げ切り優勝でしたが、怪我明けの復帰戦での見事な優勝は、今でも忘れられないくらいの感動シーンでしたね。
先週の名寄サンピラー国体記念の1位に続き、この日は2位のクルミ選手

相変わらず好調が続いているので、明日明後日の大倉山での試合も楽しみです。
3位の春香選手と、双子の姉で今日は6位の優奈選手

2月の世界選手権での金銅メダル獲得は素晴らしかったです。
それ以後、直接お話する機会が有りませんでしたので、今更ながら、改めて口頭で祝福させて頂くことが出来ました。
男子(少年組、成年組)
出場されたのは、少年組24名と、成年組48名。
成年組のみ30人カットされ、合計54名が2本目に進出出来ます。
1本目
こちらは10番ゲートで始まりましたが、
Bib.20の #渡部暁斗 選手の所で2段(10⇒8)下がり、
次の選手で10番に戻り、
Bib.28の #山本涼太 選手でまた2段(10⇒8)下がって、
でもまたすぐに10番に戻り、
Bib.40の #成田絆 選手の前で3段(10⇒7)下がり、
Bib.42の #二階堂蓮 選手の前で2段(7⇒5)下がって、
その後は最後まで5番ゲートで進行と、
合計6回もゲート変更が行われました。
遠くに飛ぶ選手が早いビブで飛ぶこととなった場合には良くあることですが、シーズン当初で、さらにはコンバインド選手も多く出場されているということも影響して、ゲート変更の作業をされる方には忙しい試合となりましたね。
そんな中、
8番ゲートから飛んだアキト選手は96.5mで、涼太選手は100m。
7番ゲートから飛んだアツシ選手は97.5mで、Bib.41 #竹内択 選手は98.5m。
以降は5番ゲートで、
蓮選手、90.5m
Bib.69 #小林潤志郎 選手、88.5m
Bib.74 #小林朔太郎 選手、99m
Bib.76 #佐藤慧一 選手、98.5m
Bib.77 #佐藤幸椰 選手、91.5m
全員飛び終えて、朔太郎選手がトップ。
涼太選手が3.2p差の2位となり、さらに2.1p差でケイイチ選手。
4位以降に、タク選手、ユキヤ選手、ジュンシロウ選手と続いています。

涼太選手の他にも、アキト選手が7位、アツシ選手が8位タイ、#谷地宙 選手が12位に付けていて、今年もシーズン当初のコンバインド選手の好調ぶりが目立ちます。
高校生以下(少年組)では、
#森大耀 選手が90m飛んで、男子全体15位のポイントでトップ、
#姫野蒼大 選手が86mで2位、
#髙橋劉成 選手が91mで3位に付けていて、
#三上託摩 選手や、#布施飛雄真 選手、#西澤希陸 選手といった強豪達が4位以下に並んでいます。
2本目

(少年組)
1本目9位の #佐々木星語 選手が、2本目に95m(合計179.7p)。
その後に飛んだ2人を抜いて、暫定1位で上位6名を迎えます。
リク選手は、82.5m。合計172.3pで、セイゴ選手の下にランク。
ヒュウマ選手、89m。合計204pで、少年組のカレントリーダー。
タクマ選手も94.5mまで伸ばし、213pでここまでのトップ。
残り3名は、
まず、リュウセイ選手、8番ゲートから
70メーター。ここまでの4位となり、タクマ選手の表彰台が確定。
次の蒼大選手も8番ゲートから
79.5メーター。ここまでの3位。ヒュウマ選手が表彰台へ。
そして少年組ラストのタイヨウ選手が飛ぶ時は、ゲートが5番にまで下がっていましたが、
93.5メーター。
2位に21.6pもの差を付け、文句なしの優勝決定です。
宮の森に強いタクマ選手は2位で、
ディフェンディングチャンピオンでもあるヒュウマ選手が3位。
4位以下に、蒼大選手、セイゴ選手、リュウセイ選手が並び、今シーズンの今後も、この世代による熾烈な戦いが観られそうです。


(成年組)
8番ゲートから始まりましたが、その後、6番、5番と下がり、
1本目11位の #二階堂蓮 選手が飛ぶ頃には4番ゲートに。
その蓮選手は98m飛んで合計254.2pで、後続の4名を抜いて暫定1位のまま、上位6名となりました。
まず、ジュンシロウ選手が95.5m飛び、トータル256.4pでカレントリーダーとなりますが、
ユキヤ選手も96m飛び、260pとなって、こちらもカレントリーダーに。
さらには、タク選手も98mまで伸ばして266.1pとなり、
タク選手、ユキヤ選手、ジュンシロウ選手の順にランクされた状態で、残りの3名へ。
ここでまたゲートが下がるかと思いましたが、そのようなアナウンスは無く、
ケイイチ選手は、
92メーター。
暫定2位で、タク選手の表彰台確定。
涼太選手、
99メーター。
273.6pでトップに立ちます。
ここでもゲートは下がらず、ラストに飛んだ朔太郎選手は
96.5メーターに着地。
1本目のポイント差が3.2しか無い中で、飛距離で2.5m差が付いたため、涼太選手の逆転かとも思えましたが、結果は・・・

ウィンドファクターの3.2p差が明暗を分け、
僅か0.4p差で朔太郎選手が逃げ切り優勝!。
涼太選手は優勝に等しい2位で、タク選手が嬉しい表彰台。
ユキヤ選手、ケイイチ選手、ジュンシロウ選手も素晴らしかったですが、表彰台は届かず。
涼太選手以外のコンバインド選手も、
アキト選手(9位)、ソラ選手(11位)、アツシ選手(13位)が上位に名を連ねました。


表彰式 女子組
1位 #丸山希 選手
2位 #一戸くる実 選手
3位 #葛西春香 選手

表彰式 少年組
1位 #森大耀 選手
2位 #三上託摩 選手
3位 #布施飛雄真 選手

表彰式 成年組
1位 #小林朔太郎 選手
2位 #山本涼太 選手
3位 #竹内択 選手

表彰式後、朔太郎選手にお願いして、
記念写真を撮らせて頂けました。

長野原高校2年生の頃から、もう8年もの間に、
・塩沢大会での少年組優勝や、
・ #竹花大松 選手や #山本侑弥 選手らを振り切って逆転優勝した鹿角インターハイコンバ、
・富山国体コンバでの #三ヶ田泰良 選手とのラスト直線2位争い、
・ご家族ご一同様と一緒にゴール地点で優勝を観させて貰えた田山国体コンバ、
・冬の名寄で1本目5位からの逆転優勝、
・ #内藤智文 選手に競り勝って逆転優勝した妙高、
等々、
多くの大会で感動を共有させて頂いて来ただけに、この日の優勝は私も凄く嬉しかったですね。
とても暑い中、選手・役員の方々が大変だったと思いますが、今回も観戦・撮影させて頂けて有難うございます。
今大会に撮影させて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第43回市長杯宮の森 2025/08/01(金) 宮の森ジャンプ競技場 – YouTube
#skijumping
#skoki