第24回妙高サマー 2024/09/08(日) 妙高高原赤倉シャンツェ

今年の妙高サマーは、日程の都合(新学期が始まった後の開催となった関係)で、道内の中高生などの参戦は有りませんでしたが、それでも、女子27名、男子81名の、総勢108名もの選手が集結されました。

ここのところ毎週のように台風情報が入り乱れていた中で、この週だけはその気配が有りませんでしたが、午後から雨予報は出ていたためか「８時から試技無しで１本目開始」に。この読みが見事に当たり、絶妙のタイミングで全選手が無事に飛び終えることが出来たのでした。

女子組：伊藤有希 選手、100m超で逆転勝利

女子27名のうち、高校生が11名で、中学生は１名が参戦。
30人に満たなかったため、全員が２本目に進めます。

１本目

Bib.21 #中山和 選手、85.5m(99.5p)
Bib.22 #小林諭果 選手、80m(89p)
Bib.24 #齋藤優 選手、84.5m(98.5p)
Bib.26 #一戸くる実 選手、92m(116p)
Bib.27 #岩佐明香 選手、97.5m(123.5p)
Bib.28 #伊藤有希 選手、94m(120.5p)

K点(90m)を超えた３名のうち、ハルカ選手がトップ、3p差で有希選手、7.5p差でクルミ選手。
直近の大会の成績から見ても、今日もこの３名の争いになるとは予想していましたが、２本目でハルカ選手が逃げ切れるか、或いは有希選手の逆転となるかが注目となりそうです。

以降は、若干ポイント差が付いているため、クルミ選手が３位で表彰台をゲットする可能性が高いですが、

蔵王サマーで３位に入るなど好調のナゴミ選手と、ここ数試合で安定して表彰台一歩手前あたりに君臨している優選手が、僅差の４位５位。
６位以下には、ユカ選手、#鴨田鮎華 選手、#宮嶋林湖 選手らが付けています

２本目

１本目８位のリンゴ選手

82メーターで、ここまでのトップ。


次の鮎華選手

同じ82メーターですが、飛型点の差でリンゴ選手の方が上に。


ユカ選手

74メーター。ここまでの４位。


優選手

84.5メーター。今日も５位以上確定です。


ナゴミ選手

85.5メーター。暫定トップに立って、残り３名です。


クルミ選手

94メーター。安定したジャンプで、表彰台確定です。


そして、ハルカ選手と有希選手の争いは、
先に飛んだ有希選手が

100.5メーター！。
さすがのジャンプで、当然ここまでのトップ。


そして、99m以上飛ばなければ勝てない状態となったハルカ選手は

96メーターに着地。
有希選手の逆転優勝が決定。

ハルカ選手も90m台後半の飛距離を２本揃えて素晴らしかったですが、有希選手には及ばず２位。
塩沢や白馬サマーで３位のクルミ選手が、この日も３位。

４位以下には、ナゴミ選手、優選手、リンゴ選手。

高校生のトップは #坂本李花 選手(15位)。
中学生で唯一人参戦された #久保田凛々子 選手は18位でした。

少年組：布施飛雄真 選手、少年組５勝目

男子81名のうち、22名が少年組(高校生以下)。
こちらも30人に満たないため、全員が２本目進出です。

１本目

Bib.67 #糸氏琉人 選手、72.5m(73p)
Bib.69 #西澤希陸 選手、71m(69.5p)
Bib.84 #布施飛雄真 選手、81m(91p)

今シーズン少年組５戦４勝のヒュウマ選手が頭一つ抜けてトップに立ち、
リュウト選手とリク選手が２位３位。

４位以下には、#安達夕真 選手、#竹田葵 選手、#富井孝 選手が続いています。

２本目

１本目５位のアオイ選手が暫定１位となった状態で、残り３名。

まず、リク選手

72メーター。表彰台は確保。


リュート選手

74メーター。
ここのところ、中学の後輩リク選手に勝ったり負けたりでしたが、今日は上回って２位以上確定。


そしてヒュウマ選手

81.5メーター。場内アナウンスでは特に触れられていませんが、少年組優勝がここで決定。
見事、80m超を２本揃え、男子全体でも18位に入る好成績でした。

２位リュート選手、３位リク選手、
４位以下には、アオイ選手、タカシ選手、#村山賢助 選手が入っています。

成年組：小林朔太郎 選手が、内藤智文 選手との激闘を制してシーズン初優勝

48名が出場され、上位30名が２本目へ。

１本目

Bib.80、コンバインドの第一人者 #山本涼太 選手、90m(113p)
Bib.97、塩沢、白馬記録会、白馬サマーでいずれも３位の #葛西紀明 選手、90.5m(113.5p)
Bib.98、塩沢２位の #藤田慎之介 選手、90m(113p)
Bib.100、白馬記録会の優勝者 #竹花大松 選手、91m(114.5p)
Bib.101、蔵王と白馬サマーの覇者 #内藤智文 選手、95.5m(125p)
Bib.102、大倉山チャレンジカップ３位の #小林朔太郎 選手、95m(123p)
Bib.103、市長杯宮の森を制した #佐藤慧一 選手、90m(111.5p)

全員が１本目を飛び終えて、トモフミ選手がトップ、朔太郎選手が2p差の２位。

以降は少し点差が開いているため、優勝争いはこの二人かと思われますが、

３位ダイマツ選手、４位紀明選手、慎之介選手と涼太選手が同点５位、ケイイチ選手も７位ながら３位から3p差で、この５人による表彰台争いも混沌としてきそうでした。

２本目

１本目７位のケイイチ選手

96.5メーター。
快心のジャンプで暫定トップに立ち、残り６人の結果を待ちます。


涼太選手

95メーター。
２本揃えましたが、ケイイチ選手のポイントには届かず、暫定２位。


慎之介選手

92.5m。暫定３位。


紀明選手

88メーターで暫定４位。
いよいよラスト３名です。


ダイマツ選手

87.5メーター。紀明選手と並んで暫定４位。
１本目で僅差だった３位～７位の５名の中で、ケイイチ選手が逆転表彰台。


そしていよいよ、トモフミ選手 vs 朔太郎選手の優勝争い２本目ジャンプです。

先に飛んだ朔太郎選手

94メーター。
もう少し伸ばしたかったような表情も見せてますが、ケイイチ選手のポイントは大きく上回って、２位以上は確保。


後に飛んだトモフミ選手は

91メーター。
両手を少し広げて「駄目だー」ポーズのトモフミ選手と、
両手を大きく上げてガッツポーズの朔太郎選手。

トモフミ選手は２位で、ケイイチ選手が３位。
４位以降は、涼太選手、慎之介選手、ダイマツ選手＆紀明選手、#坂野旭飛 選手となりました。

優勝決定直後の朔太郎選手

今シーズンここまで、安定して５位以内の成績を続けていた朔太郎選手。
草津温泉から応援に来られていたご両親の前で、素晴らしい結果を見せられて良かったと思います。

優勝は、昨シーズン冬の名寄開幕戦
第54回名寄ピヤシリ杯兼第61回道新杯 2023/12/16(土) 名寄ピヤシリシャンツェ with 岩瀬孝文の View Point ⑨ | es_anywhere’s ブログ (es-anywhere.com)
以来で、
その時も私は、現地で優勝決定直後に一緒に喜び合えましたが、今日も至近距離で感動を頂けましたね。



この後すぐに、ランディングバーンにまで霧が立ち込み始め、約30分後に行われた表彰式は濃霧の中。そのため、表彰式で撮らせて頂いた写真は、顔もほとんど判別出来ない状態となってしまいましたので、その代わりに、表彰式前に選手達に個別に撮らせて頂いた写真を何枚か掲載致します。


３位のケイイチ選手

２本目に男子の最長不倒ともなる96.5mで、７位から４人抜いて表彰台ゲット。嬉しそうでしたね。


６位のダイマツ選手

僅差の中、表彰台は逃しましたが、好調が続いていますので、今後も期待したいですね。


８位のアサヒ選手

秋冬に向けて調子が上がってきているのを感じます。表情も明るいので、以後の試合が楽しみですね。


有希選手

２本目に、この日に出場された選手の中で唯一人100m超で逆転。
今シーズン国内戦９戦中７勝目で、今日も会場を盛り上げてくれました。


３位のクルミ選手と、９位のユカ選手

最近は安定して表彰台ゲットのクルミ選手と、
何故か片目をCHINTAIシールで隠してくれているユカ選手。
いつも良い写真を撮らせて頂けて、有難うございます。


表彰式 女子組

表彰式 少年組

表彰式 成年組

動画の通り、ほとんど見えない状態での表彰式でしたが、濃い霧に包まれたのが競技終了後だったことで、無事に試合が成立したことが何よりでした。

これも、早い時間から１本目を開始し、選手達を順調に飛ばせたことが功を奏したと思われ、的確な判断と、素晴らしい運営に、敬服致します。

今回も観戦させて頂けて、有難うございました。


今大会で撮影させて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第24回妙高サマー 2024/09/08(日) 妙高高原赤倉シャンツェ – YouTube

#skijumping
#skoki