第36回塩沢 2024/08/25(日) 石打丸山シャンツェ

2024-2025シーズン


山形蔵王サマーの翌週、8月末の日曜が恒例の塩沢大会です。

この大会もあいにくの雨予報で、前日のTCMにて早々に「8:30から試技無し」が決定。

前夜には集中豪雨のようなのも有って心配しましたが、明けたこの日は風も雨も日差しもほとんど無く、少し暑い以外は絶好のコンディションとも言えた中で試合が進行しました。

女子組:伊藤有希選手、昨年に続く連勝で、今シーズン4勝目

高校生11名、中学生4名を含め、総勢32名が出場。

1本目

Bib.31 #一戸くる実 選手、80.5m(112.5p)
Bib.32 #伊藤有希 選手、83.5m(116.5p)
Bib.33 #岩佐明香 選手、81m(111.5p)

1本目は有希選手がトップ、クルミ選手、明香選手と続き、
4位以下には、
Bib.30 #櫻井梨子 選手(107p)
Bib.23 #坂本李花 選手(98.5p)
Bib.24 #鴨田鮎華 選手(95.5p)
が付けています。


2本目

1本目6位の鮎華選手、

77.5メーター。6位以内の入賞確定です。


先週の山形蔵王サマー6位のキッカ選手

75メーター。
鮎華選手には抜かれましたが、今大会も6位を確保。


梨子選手

80.5メーター。
暫定トップに立って、残り3名。


ハルカ選手

84メーター。


クルミ選手

82メーター。
ハルカ選手のポイントに届かなかったものの、表彰台は確定。


そして最後の有希選手

84メーターで、昨年に続いての優勝決定。

2位にハルカ選手、3位にクルミ選手。
梨子選手、鮎華選手、キッカ選手が6位以内入賞です。


優勝の有希選手

今シーズン国内戦6戦中4勝目。
他の2試合も僅差での2位と3位で、相変わらず安定した強さの有希選手です。


2位のハルカ選手

2本目の84mは有希選手と並んで女子の最長不倒でした。
サマーグランプリ帰りの初戦で、良い結果が出せて良かったですね。


3位のクルミ選手

この日は80.5mと82m。
飛距離もそうですが、飛型点が安定している所が強いですね。



少年組:西田蓮太郎 選手、連勝中の布施飛雄真 選手を下して今季初優勝

この階級の参加者は、高校生14名と中学生10名。

1本目

Bib.62 #糸氏琉人 選手、68.5m(85p)
Bib.74 #竹田葵 選手、68m(84p)
Bib.76 #西澤希陸 選手、68m(84p)
Bib.85 #三上託摩 選手、70m(89p)
Bib.88 #布施飛雄真 選手、74m(97.5p)
Bib.89 #西田蓮太郎 選手、74m(99p)

というわけで、蓮太郎選手とヒュウマ選手が1.5p差の1位2位で折り返し、
少し点差が開いた3位以下に、タクマ選手、リュウト選手、リク選手&アオイ選手が続く展開です。


2本目

この大会は、高校生以下を少年組として分けて表彰されますが、2本目に進めるのは男子全体での1本目上位30名だけとなってます。

そのため、中高生の選手達にとって、2本目に進むだけでもかなりの鬼門と言えるのですが、そんな中でも今年は6名もの選手が2本目に進出されました。


1本目5位タイ(男子全体28位)のアオイ選手

65メーター


同じく5位タイのリク選手

70メーター。アオイ選手の上へ。


リュウト選手、

69メーター。中学の後輩リク選手のポイントに届かず、少年組の暫定2位。


タクマ選手

71メーター。表彰台は確保。


ヒュウマ選手

71.5メーター。暫定トップに立って、蓮太郎選手のジャンプを待ちます。


そして蓮太郎選手

1本目と同じ74メーターに着地。
4連勝中だったヒュウマ選手を抑えての今シーズン初優勝は、男子全体でも11位の好成績でした。

ヒュウマ選手は2位(全体15位)、
タクマ選手3位(23位)で、

4位以下に、リク選手(全体26位)、リュウト選手(全体28位)、アオイ選手(全体30位)。

皆さん、男子全体で30位以内に入れたことで、ポイントゲット出来て良かったですね。


優勝の蓮太郎選手

体調不良で札幌3連戦を欠場されて、その間にヒュウマ選手の快進撃を許した感じになり、復活戦の蔵王でも3位でしたが、ここでようやくヒュウマ選手の連勝を止める形での少年組優勝。

上川中から下川商高に進学された高校生活もラストシーズンとなり、これからますます調子を上げて行って欲しいですね。


成年組:内藤智文 選手、逆転優勝

出場は36名。
先週の山形蔵王サマーで好成績を収めた選手達による上位争いとなるであろうことは、容易に予想できました。

1本目

Bib.92 #栗田力樹 選手、79m(109p) 
Bib.93 #宮﨑敬太 選手、77m(105p) 
Bib.96 #渡部陸太 選手、78.5m(108.5p) 
Bib.97 #藤田慎之介 選手、80m(112.5p) ※蔵王4位
Bib.99 #中村優斗 選手、78.5m(109p) ※蔵王2位
Bib.100 #内藤智文 選手、79m(110p) ※蔵王6位
Bib.101 #竹花大松 選手、77.5m(107p) ※蔵王5位

ご覧のように、蔵王でも上位に入った選手達がやはり好調で、
慎之介選手がトップ、
トモフミ選手が2.5p差の2位で、
優斗選手とリキ選手が3.5p差で同点3位。

リクタ選手、ダイマツ選手、ケイタ選手が5位以下に僅差で並び、2本目に進みます。



2本目

1本目7位のケイタ選手

ちょうどK点の80メーター


ダイマツ選手

78メーター。ケイタ選手が暫定トップ。


リクタ選手

78メーター。ケイタ選手とダイマツ選手の間に入り、6位以内の入賞確定。


リキ選手

79メーター。暫定トップに立って、残り3名です。


優斗選手

好調のまま、81.5メーター。蔵王に続いて、この日も表彰台です。


トモフミ選手

この日の男子最長の82.5メーター。快心のジャンプで暫定トップ。


そして今年の塩沢大会ラストジャンパー慎之介選手

1本目と同じ80メーター。2位にランクされ、トモフミ選手が逆転優勝。
3位に優斗選手、
リキ選手、ケイタ選手、リクタ選手が6位以内入賞です。



見事、逆転優勝が決まった直後のトモフミ選手

先週の蔵王では追い風に叩かれながらも良いジャンプされてましたので、この日の結果も当然かもしれませんが、嬉しそうな良い表情をしてくれましたね。


2位の慎之介選手

高校生時代から塩沢が大好きで、少年組でも成年組でも優勝経験が有る選手。
この日はトモフミ選手に更に上に行かれましたが、80m2本の安定した強さで、今シーズンの今後にも期待したいですね。


3位の優斗選手

6月の飯山市サマー
第32回飯山市サマー 2024/06/30(日) 市営飯山シャンツェ | es_anywhere’s ブログ (es-anywhere.com)
では、
リキ選手との僅差の争いを制して優勝。

先週の蔵王
2024山形蔵王サマー 2024/08/17(土) アリオンテック蔵王シャンツェ | es_anywhere’s ブログ (es-anywhere.com)
では、
#小林陵侑 選手に3.6p差にまで迫って2位となるなど、今期、特に好調さを感じさせてくれている選手。

この日も、3位では有りますが、トップとの点差は僅か3.5pでした。

もう何年も上位に君臨されている印象の強い選手なので、今後も注目して観させて頂きたいですね。


表彰式 女子組


1位 #伊藤有希 選手
2位 #岩佐明香 選手
3位 #一戸くる実 選手



4位 #櫻井梨子 選手
5位 #鴨田鮎華 選手
6位 #坂本李花 選手



表彰式 少年組


1位 #西田蓮太郎 選手
2位 #布施飛雄真 選手
3位 #三上託摩 選手



4位 #西澤希陸 選手
5位 #糸氏琉人 選手
6位 #竹田葵 選手



表彰式 成年組


1位 #内藤智文 選手
2位 #藤田慎之介 選手
3位 #中村優斗 選手



4位 #栗田力樹 選手
5位 #宮﨑敬太 選手
6位 #渡部陸太 選手



表彰式 特別賞

塩沢大会名物の「特別賞」。
清水整骨院様の計らいで、例年、男女別中学/高校/大学生の1位選手に、地酒や笹団子などが贈られます。

女子の中学生1位


#菊池楼紗 選手(名寄中3年)



女子の高校生1位


#坂本李花 選手(飯山高2年)



女子の大学生1位


#齋藤優 選手(早大1年)



男子の中学生1位


#竹田葵 選手(妙高高原中2年)



男子の大学生1位


#杉山律太 選手(東海大1年)

リツタ選手の前に、満面の笑顔のお父様。
そのお二人を撮られているのが、東海大の #森敏 監督です。


風も弱く、雨もほとんど降らず、一度もレッドにならなかったくらい順調に進み、10:30前に男子の2本目も全部終わりました。

素晴らしい運営で、今年も大会を開催して頂けて、有難うございました。


今大会で撮影させて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル(=es_anywhere)の再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご視聴ください。
第36回塩沢 2024/08/25(日) 石打丸山シャンツェ – YouTube


#skijumping
#skoki