第25回伊藤杯シーズンファイナル 2024/03/16(土) 大倉山ジャンプ競技場 with 岩瀬孝文の View Point ⑪

2023-2024シーズン


3月に入ってから、最初の週末に宮様3連戦、その翌週に名寄でJOCジュニオリと来て、3週末目が伊藤杯シーズンファイナル。

この試合でシーズン最終戦となる選手も多く、私にとっても2023-2024シーズン最後の観戦となりました。

女子組

遠征組の出場は有りませんが、14名がエントリー。

直近の調子から見た感じですと、

・2週間前の宮様ノーマルで2位、ラージで1位の #櫻井梨子 選手(あいおいニッセイ)

・宮様ラージで2位に入り、前週のJOCジュニオリ2位の #岩崎里胡 選手(下川商高3年)

・宮様ラージ3位、JOCジュニオリ1位の #佐藤柚月 選手(札幌日大高2年)

・宮様2戦で3位と4位、ラージヒル得意の #小林諭果 選手(CHINTAI)

の4名による優勝争いとなりそうですが、
ここに、

・年末の名寄ピヤシリ3位、この日で引退となる #成田楓 選手(小坂町SC)

が表彰台争いに絡めるかにも注目していました。


1本目

Bib.10 柚月選手

109.5メーター。ここまでのトップ。


Bib.14 梨子選手

113.5メーター。トップに立ちます。


Bib.15 ユカ選手

1本目が終わって、梨子選手がトップ。
10p近い差の2位に柚月選手、その下にユカ選手。さらに1.7p差で里胡選手。
以降は、#齋藤優 選手(下川商高3年)、カエデ選手と続いています。



2本目

1本目6位、カエデ選手の本戦ラストジャンプ

89メーター。ここまでのトップで、6位以上確定です。


優選手

95メーター 。カエデ選手の上へ。


里胡選手

101.5メーター。暫定トップにランクされて、残り3名です。


ユカ選手

102.5メーター。里胡選手に僅か0.7p差まで迫られたものの、表彰台確定。


柚月選手

111.5メーター。1本目より伸ばして、2位以上確定。


そして女子ラストの梨子選手

柚月選手と同じ111.5メーター。
1本目のポイント差で逃げ切り、宮様ラージに続いて大倉山2連勝。

2位に柚月選手、3位にユカ選手。
下商ガールズとしての最終戦だった里胡選手と優選手は4位と5位。

引退のカエデ選手は6位で最終戦を終えられました。



優勝の梨子選手

シーズン最後の大倉山2戦で連勝。
いつも応援に来られている会社の方々も大喜びされていましたし、来シーズンに向けて良い感じで終われて良かったですね。


引退されるカエデ選手のために、飛び終えた女子選手達が集合され、私が記念写真を撮らせて頂きました。

皆さんにとって、記念に残る一枚となったなら、嬉しいです。


男子組

男子は49名エントリーのうち、様々な理由で11名が棄権となり、38名が参戦。
少年組の設定は無く、上位の30位までが2本目に進出します。

こちらは、

・2週間前の宮様ラージを制した #佐藤幸椰 選手(雪印メグミルク)

が優勝候補筆頭と言えますが、

・宮様ノーマルでユキヤ選手を交わして優勝された #鈴木翔 選手(札幌手稲スキー協会)

・宮様ラージ2位、ノーマル5位の #池田龍生 選手(雪印メグミルク)

・宮様ラージとノーマルの両方で4位の #工藤漱太 選手(雪印メグミルク)

といった選手達も好調ですし、何よりも、

・宮様ラージ3位、この試合で引退となる #清水礼留飛 選手(雪印メグミルク)

が、最後の試合で有終の美を飾れるか?
また、好調の中学生軍団のうちの何人が2本目に進んでポイントゲット出来るか?
にも注目していました。


1本目

Bib.42 漱太選手

116メーター。ここまでのトップ。


Bib.46 レルヒ選手

119メーター。ソウタ選手を交わしてトップ。


Bib.49 ユキヤ選手

1本目を終わってユキヤ選手が断然トップ。

レルヒ選手は2位に付けましたが、ユキヤ選手とは11.8pの点差。
3位に漱太選手、4位スズショー選手で、龍生選手と #宮﨑敬太 選手(東京美装)が同点5位。



好調の中学生軍団は、
11位 #佐々木星語 選手(札幌日大中3年)を筆頭に、
16位 #岡部凛大郎 選手(江別三中3年)、
23位 #三上託摩 選手(積丹美国中3年)、
24位 #森大耀 選手(札幌福井野中2年)、
30位 #髙橋劉成 選手(札幌伏見中3年)の
実に5名が、成年と一緒の階級で2本目に進出し、嬉しいポイントゲットとなりました。


2本目


ケイタ選手

120.5メーター。ここまでのトップ。


龍生選手

121メーター。ケイタ選手の次の、暫定2位。


スズショー選手

120.5メーター。暫定1位に立って、1本目トップ3です。


漱太選手

122.5メーター。見事、表彰台確定。


現役最後の試合で優勝を狙って飛んだレルヒ選手

124メーター。トップに立って、ユキヤ選手の結果待ちとなります。


そしてラストのユキヤ選手

127.5メーター。最後もレルヒ選手に勝って優勝決定。

レルヒ選手&漱太選手の雪メグ勢で表彰台を独占し、
4位~6位は、スズショー選手、ケイタ選手、龍生選手。

この日で引退の
#馬淵源 選手(富士フィルムBI秋田)は7位、
#渡部弘晃 選手(東京美装)は8位、
#大井駿 選手(慶大4年)は31位、
#楢木遊太 選手(札大4年)は36位。

高校生でのトップは、15位の #杉山律太 選手(下川商高3年)、
中学生でのトップは、16位のセイゴ選手でした。



現役最後の本戦ジャンプを飛び終えたユウタ選手

「格好良く」とのご要望が有り、頑張って撮らせて頂きました。


こちらも、現役最後の本戦ジャンプを飛び終えた直後のシュン選手だけを撮らせて貰ったつもりでしたが・・・

たまたま引き上げていく途中だった #小林龍尚 選手が、背後に写ってますね。。。


引退選手ラストフライト

ファイナル恒例のラストフライトは、近年、コロナの影響や、台の状態等の理由で、行われなかったことも有りましたが、去年から復活し、今年も無事に実施されました。

なお、この日のビブ番号順に、選手ご本人が好きなゲートを選んで飛ぶことになります。

まずは、カエデ選手、40番ゲートから

104.5メーターでしたが、それを聞いている人はあまり居らっしゃいませんね。

岩瀬孝文の View Point ⑪『奮起そして引退』成田 楓(小坂町スキークラブ)



ユウタ選手も、40番ゲート

何メーター飛ばれたのか聞き取れませんでしたが、ご本人のお話によると、102メーターだったそうです。


シュン選手も、40番ゲートから

113メーター?


ミナト選手、30番ゲートぐらいだったかな?(by ご本人)

目から大量の汗が出て、全然前が見えないまま飛ばれたジャンプ。
飛距離が聞き取れませんでしたが、そんなことはどうでも良いって雰囲気ですね。


ヒロアキ選手、33番ゲート

137メーター。


最後のレルヒ選手も、33番ゲートから

145メーター!?。もう滅茶苦茶な状態です。


表彰式 女子組


1位 #櫻井梨子 選手(あいおいニッセイ)
2位 #佐藤柚月 選手(札幌日大高)
3位 #小林諭果 選手(CHINTAI)



表彰式 男子組


1位 #佐藤幸椰 選手(雪印メグミルク)
2位 #清水礼留飛 選手(雪印メグミルク)
3位 #工藤漱太 選手(雪印メグミルク)



引退選手挨拶

こちらもファイナル恒例の引退選手からの挨拶です。

楢木遊太 選手

高校3年次(2020年)の富山国体で5位に入り、表彰式に出られた時
とやま❆なんと国体2020スペシャル 2020/02/17(月) 立山シャンツェ – YouTube
のことは、私も今でも鮮明に覚えています。
会場に観戦に行くたびに、私が来ていることに気付くと、いつも挨拶に来てくれたユウタ選手でした。


大井駿 選手

お話を聞いているうちに、2018年の雪メグ杯(少年組2位)で2本目を飛び終えた時、実況の #青野導 さんが「大井駿の表彰台確定!」と叫ばれたことを思い出しました。
2020年の富山国体で、一緒に表彰台に上がった #二階堂蓮 選手&漱太選手と3人で撮らせて貰った写真を、凄く喜んでくれたことも忘れられません。


成田楓 選手

2017年のTVh杯で表彰台(3位)に上がれた試合を、私も良く覚えています。
ラストシーズンは、半年の間に、地元・鹿角で復活ジャンプ、名寄ピヤシリ大会で嬉しい3位表彰台、その翌日の吉田杯1本目で転倒と、いろいろ有りましたね。お疲れ様でした。


馬淵源 選手

2017年の塩沢の復帰戦で、1本目3位からの逆転優勝を決めた時は、私もすぐ横に居て、感動させて頂けました。
会場でお会いすると、「お疲れ様でーす、いつも見てまーす。」と言ってくれる優しい選手でしたね。


渡部弘晃 選手

3年前のこの大会で優勝された時、高齢の伊藤義郎名誉会長を気遣って、中腰で目線を合わせながら、優勝カップを受け取られたシーン
第22回伊藤杯シーズンファイナル 表彰式 男子組 (youtube.com)
が、私は一番印象に残ってます。


清水礼留飛 選手

ソチ五輪団体戦銅メダルは、私もテレビの前で感動させて頂きました。
今後も、妙高ジャンプチームの後輩達を応援させて頂きます。


皆さん、長い間応援させて頂けて有難うございました。


そして最後は、
#青野導 さんによる引退選手ラストコール

来年以降も、声が続く限りで構いませんので、ラストコールを聞かせてください。


その後は、引退される選手や、その他の選手達とも会話をさせて頂き、今シーズン最後の観戦が終わりました。

2023-2024シーズンは、結局、36試合を観ることが出来ましたが、そのうちの11試合が札幌(大倉山、宮の森、荒井山、白旗山)ということで、札幌スキー連盟の方々にも大変お世話になりました。

この場で恐縮ですが、御礼を申し上げます。

来シーズンも宜しくお願い致します。



この試合で撮らせて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご覧ください。
第25回伊藤杯シーズンファイナル 2024/03/16(土) 大倉山ジャンプ競技場 – YouTube


#skijumping
#skoki