第95回宮様コンバインド 2024/03/01(金)&02(土) 宮の森ジャンプ競技場&白旗山競技場

2023-2024シーズン

今年の宮様コンバインドは、3/02(土)9時から宮の森で前半ジャンプ(試技、本戦)、同日の13:30から白旗山で後半クロカンとなる予定でした。

が、前日夜から道内に来襲した強烈寒波の影響で、02(土)は朝から嵐のような降雪。
前日と同様に「試技無し」での試合が9時から始まりましたが、4人目で転倒者が出て中断。結局、9:15にはもう「中止」が決まり、前日に行われたPCR(予備飛躍)が採用されることとなりました。

私は、前日のPCRも観戦させて頂けていたため、前半ジャンプに関してはその時の様子を記載します。

女子組

エントリーは13名でしたが、出場されたのは10名。

前半ジャンプ(前日のPCR)

Bib.7 #海沼優月 選手、74.5メーター



Bib.8 #藤原柚香 選手、73メーター



Bib.10 #山﨑詩由衣 選手、71メーター

この後、Bib.12 #葛西優奈 選手が87メーター、Bib.13 #葛西春香 選手が90メーターを飛び、葛西姉妹の1位2位でPCRが終わりましたが、お二人はW杯遠征に向かわれた関係で後半クロカンを棄権されています。



後半クロカン

クロカンコースは札幌市清田区の白旗山。
前半ジャンプの中止(前日に行われたPCR採用)が決まった後、宮の森から、今年も例年通り苦労して、白旗山に辿り着きました。

PCRに出られていた10名のうち、葛西姉妹の他に、 #宮﨑彩音 選手と #久保田凛々子 選手も後半クロカン棄権となり、6名でのレースとなりました。

2.5km地点(1周目が終わって、2周目へ)

実質的にトップスタートとなった優月選手が、先頭で中間地点を通過。
柚香選手がジュイ選手を抜いて2位を走りますが、トップとの差はほとんど変わらず約40秒。
以降の3名はウェーブスタートのため、見た目の順位と実際の順位とは異なります。


ゴールシーン

優月選手が優勝ゴール。
柚香選手はラップを取って2位に入り、ジュイ選手が3位。
ロウサ選手、リン選手、きよら選手も頑張って完走され、出場6名のため、全員が入賞となりました。



1位の優月選手と4位のロウサ選手。お二人とも、良く頑張りました。



少年組・成年組

男子は、少年組16名、成年組18名の、総勢33名が出場。

前半ジャンプ(前日のPCR)

Bib.34 #海沼史人 選手、92.5メーター



Bib.37 #森恢晟 選手、84メーター



Bib.38 #山﨑叶太郎 選手、96.5メーター

スペシャルジャンプの試合でも好成績が続いているキョウタロウ選手がトップ。
26秒後にフミト選手、そこから13秒後に #成田健太 選手。

#湊祐介 選手や #中澤拓哉 選手がトップから1分以内、#小山祐 選手やカイセイ選手(少年組1位) #傳田翁玖 選手らが2分以内に出ることとなり、これらのクロカンスペシャリスト達が、どこまで上位に食い込んでくるか、見ているだけの者としても興味深いレースとなりました。



後半クロカン

男子はPCRに出場された全選手が後半もスタート。33名でのレースとなりました。

2.5km地点(1周目が終わって、2周目へ)

キョウタロウ選手が先頭を行きますが、フミト選手がすぐ後ろに付き、祐介選手&タクヤ選手&ケンタ選手も10秒以内に通過。

そこから約20秒後に祐選手& #小舘冬歩 選手& #山川伶欧 選手。
さらに約30秒後にカイセイ選手が少年組トップで通過し、トシヒサ選手と並走しています。


5.0km地点(2周目が終わって、3周目へ)

2周目の途中で祐介選手が先頭に立ち、タクヤ選手とケンタ選手とフミト選手がその後にピタリと付けています。

祐選手が5位に上がっていますが、先頭とのタイム差は約20秒で変わらず。
かなり疲れも見えるキョウタロウ選手は暫定6位で、すぐ後をカズホ選手。
そのまたすぐ後に、トシヒサ選手とカイセイ選手が暫定8位9位で通過し、レオ選手が続いています。


7.5km地点(3周目が終わって、最終周へ)

祐介選手が依然トップを走りますが、タクヤ選手とフミト選手がまだ付いており、優勝争いはこの3人に絞られました。

祐選手が約15秒差に迫ってきて、先頭集団から離れたケンタ選手を抜いて暫定4位。
トシヒサ選手とカイセイ選手は、おそらくスタート直後からずっと並走状態で、暫定6位7位に上がってきています。


ゴールシーン

最終周での競り合いの詳細は分かりませんが、競技場内に最初に帰ってきたのはフミト選手。タクヤ選手が数秒後を走っていますが、場内でさらに差を広げてフミト選手が優勝ゴール。

8秒後にタクヤ選手が入り、27秒後に祐介選手が3位でゴール。
祐選手は、追い上げましたが、表彰台までは届かず4位。

カイセイ選手が少年組1位(男子全体でも5位)でゴールし、ケンタ選手とトシヒサ選手も成年組5位6位に入賞。

少年組の2位3位は、 #遠田廣斗 選手と、 #廣波琉海 選手。

その他の選手も、全員が頑張って完走されました。


優勝ゴール直後のフミト選手。

序盤は体力を温存し、祐介選手が追い付いてきたら付いていって、終盤ラスト勝負、という作戦だったとは思いますが、最終周でトップに立ち、最後の最後でタクヤ選手も振り切っての1位ゴールは見事でした。


男子全体14位、少年組では2位のヒロト選手

21番スタートから7人抜き。あの富山インターハイで2位ゴールされた時と同様に、素晴らしい笑顔を見せてくれました。


表彰式 女子組


1位 #海沼優月 選手(花輪高)
2位 #藤原柚香 選手(札幌東月寒中)
3位 #山﨑詩由衣 選手(飯山高)
4位 #菊池楼紗 選手(名寄中)
5位 #眞正綸 選手(飯山高)
6位 #近藤きよら 選手(新井高)



表彰式 少年組

1位 #森恢晟 選手(東海大札幌高)
2位 #遠田廣斗 選手(花輪高)
3位 #廣波琉海 選手(下川商高)
4位 #姫野蒼大 選手(札幌前田中)
5位 #富井孝 選手(飯山高)
6位 #竹田葵 選手(妙高高原中)



表彰式 成年組


1位 #海沼史人 選手(東海大)
2位 #中澤拓哉 選手(中大)
3位 #湊祐介 選手(ブレイズ)
4位 #小山祐 選手(岐阜日野自動車)
5位 #成田健太 選手(明大)
6位 #傳田翁玖 選手(岐阜日野自動車)



成年組1位 #海沼史人 選手と、
女子組1位 #海沼優月 選手

見事、兄妹同時優勝達成。海沼家で金メダル2個が並びました。


女子組2位 #藤原柚香 選手

この日は優勝こそ逃しましたが、嬉しそうに銀メダルを見せてくれました。


少年組3位 #廣波琉海 選手

20番スタートから6人抜き。ヒロト選手だけには抜かれたものの、少年組の銅メダル獲得。良かったですね。


少年組5位 #姫野蒼大 選手と、6位の #竹田葵 選手

私のYouTubeチャンネルやINSTAGRAM投稿に、過去に何回も何回も登場して頂けた「札幌の中学2年生ソウタ選手」と「妙高の中学1年生アオイ選手」。
この日も、中学生ながら男子全体17位と20位でゴールされ、将来が本当に楽しみです。


少年組1位 #森恢晟 選手

少年組優勝も素晴らしいですが、それよりも、10番スタートから5人も抜き、トシヒサ選手や祐選手らよりも早く走り、男子全体でもラップを取ったことが凄過ぎました。
来シーズン以降は成年組で戦うことになりますが、引き続き、上位争いの常連になって欲しいですね。


というわけで、今年も宮様コンバインドを最初から最後まで観させて頂くことが出来ました。
大会運営に携わって頂けたすべての方々に、御礼を申し上げます。

この試合で撮らせて頂いた動画を、下記YouTubeチャンネル再生リストに集約しておりますので、宜しければそちらも併せてご覧ください。
第95回宮様コンバインド 2024/03/02(土) 白旗山競技場 – YouTube


#skijumping
#skoki