スペシャルジャンプの翌日、土曜日の極楽坂は、雨予報もあって心配しましたが、試合開始時には日差しも出て、スムーズに試合が進行しました。
女子:眞正綸選手、地元インターハイで逆転優勝
エントリーは5名ながら、そのうち2名が世界ジュニア出場と重なり、ちょうど表彰台が埋まる3名でのレースとなりました。
前半ジャンプ
#近藤きよら 選手、51メーター
#永本聖空 選手、60.5メーター
#眞正綸 選手、58メーター
前半ジャンプは、聖空選手がトップ。
綸選手が30秒後、きよら選手が更に62秒後のスタートとなりました。
後半クロカン
後半は、粟巣野クロスカントリーコース(2.5km)を2周。
こちらも、2020年の富山国体コンバインド競技に使われたのとほぼ同じコースで、私としても、4年前の感動
とやま❆なんと国体2020コンバインド 2020/02/18(火) 粟巣野クロスカントリーコース – YouTube
が忘れられない懐かしい会場です。
まずは、スタートシーン
1周目が終わって競技場内の中間地点へ
綸選手が聖空選手を抜いてトップに立っており、あとはひたすらゴールを目指します。
ゴールシーン
綸選手がそのままトップを走り、地元開催のインターハイで見事に優勝。
約1分後に聖空選手が入り、さらに1分後に、きよら選手もゴール。
聖空選手は、途中で負傷しながら完走され、ゴール後に立ち上がれず、この後に救急搬送されました。
男子:眞正蓮選手、4位からの逆転で、念願のインターハイ制覇
男子は、12名が出場。
前半ジャンプ
飯山高3年の#横沢雄咲 選手、70メーター
飯山高1年、#富井孝 選手、70メーター
飯山高3年の#小野沢秀太 選手、76.5メーター
K点超のジャンプが出来て、嬉しそうです。
雄山高3年、#坂大芳輝 選手、73.5メーター
新井高3年、#馬場慎平 選手、70.5メーター
花輪高1年の#遠田廣斗 選手、71メーター
飯山高3年の#久保田康太郎 選手、76メーター
まずまずのジャンプでしたが、後半のトップスタートを取れなくて残念そうです。
そしてこちらも飯山高3年、この日に出場された中で最後に飛んだ#眞正蓮 選手、71メーター
ポイントは4位タイですが、トップとのタイム差換算は50秒。
蓮選手の走力を考えれば、逆転優勝を狙える位置です。
この結果、シュウタ選手がトップスタートとなり、4秒後にコウタロウ選手。
そこから22秒後にヨシアキ選手、さらに24秒後に蓮選手とヒロト選手が同時スタート。
シンペイ選手も1分以内のスタートで、そのまた数秒後にタカシ選手とユウサク選手が出ることなり、クロカンの走力次第で順位が大きく変動しそうな展開が予想されました。
後半クロカン
女子ゴールの後、13:30に男子がスタート。
まずは、スタートシーン
今回は、周回毎に少しずつ撮影場所を変え、違った視点で展開を記録していくことにしました。
1周目は、競技場に戻る手前の登り地点。
Bib.2のコウタロウ選手が、Bib.1のシュウタ選手を抜いて暫定トップ。
Bib.4の蓮選手とBib.5のヒロト選手がBib.3のヨシアキ選手を抜いて順位を上げ、
Bib.6シンペイ選手とBib.8ユウサク選手がスタート直後から並走しています。
2周目は、競技場内の中間地点。
コウタロウ選手がトップで帰ってきましたが、46秒後に出たはずの蓮選手が早くも追い付いてきました。
ヒロト選手も快調に22秒後に通過。
ヨシアキ選手がシュウタ選手を抜いて4位に上がり、
シンペイ選手とユウサク選手はまだ並走しています。
3周目は、競技場外の、長い直線下りから、登りに入る手前のヘアピンカーブ地点。
蓮選手がトップを疾走。
ヒロト選手とコウタロウ選手が一緒に入って来て、トップとのタイム差は25秒。
そこから25秒遅れて4位をヨシアキ選手、さらに11秒後にシュウタ選手が5位。
シンペイ選手とユウサク選手は、相変わらず仲良く一緒です。
最後は、ゴールシーン。
蓮選手が後半ほぼ独走で優勝ゴール。
ヒロト選手もクロカン2位の好タイムで、1年生が見事なインターハイ2位ゴール。
3位コウタロウ選手、4位ヨシアキ選手、5位シュウタ選手。
シンペイ選手とユウサク選手は、結局、ほぼ全行程を並走し、最後の直線勝負をユウサク選手が制しました。
表彰式 女子
1位 #眞正綸 選手(飯山高1年)
2位 #永本聖空 選手(飯山高1年)※レース中に負傷され、表彰式には不在
3位 #近藤きよら 選手(新井高2年)
表彰式 男子
1位 #眞正蓮 選手(飯山高3年)
2位 #遠田廣斗 選手(花輪高1年)
3位 #久保田康太郎 選手(飯山高3年)
4位 #坂大芳輝 選手(雄山高3年)
5位 #小野沢秀太 選手(飯山高3年)
6位 #横沢雄咲 選手(飯山高3年)
7位 #馬場慎平 選手(新井高3年)
8位 #松澤慶門 選手(飯山高1年)
9位 #廣波琉海 選手(下川商高3年)
10位 #富井孝 選手(飯山高1年)
昨年3月のJOCジュニオリに次いで、インターハイのタイトルもゲットした眞正蓮 選手。
飯山高に進学されているため、今回は長野県代表としての出場でしたが、この会場から車で10分ほどの所に実家が有り、この大会の開催が決まって以来の目標とされていました。
勝てて本当に嬉しそうでしたし、地元で妹さんとの同時優勝も達成出来て良かったですね。
男子2位の遠田廣斗 選手
2周目の途中まで蓮選手と並走している間に2人を抜き、3周目でさらに1人抜いて、1年生が堂々2位でのゴール。クロカン2位の快走でした。
秋田県から遠路はるばる応援に来られていたご両親の前で、素晴らしいレースを見せてくれましたね。
男子6位の横沢雄咲 選手
10キロのほぼ全てをシンペイ選手と一緒に走り、最後の直線で抜いて6位入賞。
ゴール前のデッドヒート動画が、良い記念になったなら嬉しいです。
男子7位の馬場慎平 選手と、コーチのお父様
最後の最後でユウサク選手に抜かれはしましたが、お父様の檄を受けながら、粘りの走りで7位入賞。
小学生の頃からずっと観させて貰って来ましたけど、来シーズン以降も応援させてくださいね。
前半ジャンプの時は、たまに日差しが出るくらいの曇りでしたが、午後のクロカンが迫ってくる頃に雪がちらつき始め、レース中はご覧の通りのかなりの降雪でした。
そんな中ですが、選手はもちろんのこと、大会役員や自衛隊の方々の尽力のお陰で、無事にこの日の全スケジュールを終えることが出来たのだと思います。
私にとっても、富山でのインターハイが、このような成功裏に終わったことが嬉しいとともに、観戦させて頂けたことに心から感謝致します。
下記YouTubeチャンネル再生リストに、この試合で撮らせて頂いた動画を公開しておりますので、宜しければそちらも併せてご覧ください。
第73回インターハイコンバインド 2024/02/10(土) 立山シャンツェ&粟巣野クロスカントリーコース – YouTube
#skijumping
#skoki