第101回全日本ノーマル 2022/10/21(金) 白馬ジャンプ競技場

2022-2023シーズン

二階堂蓮選手、絶対王者の小林陵侑選手にシーズン2勝目!

札幌と白馬で持ち回りの全日本選手権は、今年は白馬での開催。
女子は37名、男子はエントリーした76名のうち予選上位50名が本戦に進出します。

女子組:髙梨沙羅選手、シーズン初優勝

1本目は、
20番スタートの髙梨沙羅 選手が88.5m飛んでトップ。
38番スタートの伊藤有希 選手が83.5mで2位。
27番スタートの丸山希 選手が70.5mで3位に付ける展開となりました。



そして、2本目。

1本目に76.5メーターで8位折り返しとなった岩崎里胡 選手が、83.5メーター

最終的には5位入賞となり、見事、遠征組4名の次点に高校2年生がランクイン。


1本目74.5メーターで7位の久保田真知子 選手は、75.5メーター

6位入賞。


1本目4位の勢藤優花 選手が86.5メーター。

この時点で暫定1位となり、いよいよ残り3名です。


1本目3位のノゾミ選手は、90メーター

まずは表彰台確定。


次の有希選手も91メーター

ノゾミ選手の上に立ち、最後の沙羅選手を待ちます。


サラ選手は89メーター

K点には届かなかったものの、ウィンドファクターの加点により、2本ともトップで優勝決定。
今シーズン初優勝でした。

結果的には、遠征組の4名が1位~4位を占めましたが、入賞に届いたリコ選手やマチコ選手らの健闘も光った試合でした。


女子組 公式成績表




男子組:二階堂蓮選手、2本ともトップで完勝

1本目、

18番スタートの山本涼太 選手が、88メーター

この時点のトップに立ちますが、


次の中村直幹 選手が91.5メーター

涼太選手の上へ。


その後は、その二人を越えられる選手がなかなか出ないまま終盤に入り、
68番スタートの小林陵侑 選手が94.5メーター

ここで暫定トップに。


71番スタートの清水礼留飛 選手、95.5メーター



72番スタートの岩佐勇研 選手は、96.5メーター

ウィンドファクターの影響で、陵侑選手のポイントまでは届かなかったとは言え、ガッツポーズが出て、とても嬉しそうでした。


最後の76番、二階堂蓮 選手は、97.5メーター

陵侑選手を抜いて、1本目トップ。


3位以下に、勇研選手、レルヒ選手、ナオキ選手、涼太選手が続く展開になりました。

そして2本目。


1本目6位に付けた涼太選手が、2本目は更に伸ばして、96メーター



1本目5位の直幹選手は87.5メーター ⇒最終4位



1本目4位のレルヒ選手は81メーター ⇒最終5位



1本目3位の勇研選手も79.5メーター ⇒最終6位

と、3人とも暫定1位に立てず、涼太選手の表彰台が確定して、残りの2名。


陵侑選手は95.5メーター

2位以上を確定させて、ラストの蓮選手を待つことになります。


今シーズンの国内戦で既に4勝の蓮選手は、98.5メーター

快心のジャンプで、文句無しの優勝決定。
夏のチャレンジカップ大倉山に続き、陵侑選手にまた勝ちました。


男子最終

優勝の蓮選手は、陵侑選手に6.0p差を付けただけでなく、2本ともトップのポイントでの完勝で、今シーズンの国内戦で早くも5勝目となりました。

コンバインドの涼太選手が3位表彰台。
ナオキ選手、レルヒ選手、ユウケン選手が入賞です。


男子組 公式成績表




表彰式 女子組



1位 髙梨沙羅 選手(クラレ)



2位 伊藤有希 選手(土屋ホーム)



3位 丸山希 選手(北野建設)



4位 勢藤優花 選手(YAMAtune)



5位 岩崎里胡 選手(下川商高2年)



6位 久保田真知子 選手(早大2年)





表彰式 男子組



1位 二階堂蓮 選手(日本ビール)



2位 小林陵侑 選手(土屋ホーム)



3位 山本涼太 選手(長野日野自動車)



4位 中村直幹 選手(Flying Laboratory)



5位 清水礼留飛 選手(雪印メグミルク)



6位 岩佐勇研 選手(東京美装)




今シーズンの、この後の大体の勢力図が決まる全日本選手権で、ひとまずノーマルが終わりましたが、とても見応えのある試合でした。



下記YouTubeチャンネルに、今大会で撮影させて頂いた全動画を投稿しておりますので、宜しければこちらも併せてご視聴ください。
第101回全日本ノーマル 2022/10/21(金) 白馬ジャンプ競技場 – YouTube