第94回宮様コンバインド 2023/03/04(土) 宮の森ジャンプ競技場&白旗山競技場

2022-2023シーズン

2023の宮様コンバは、全階級で逆転V!

宮様大会3連戦の中日はコンバインド。
朝から宮の森で前半ジャンプを行い、午後は白旗山に移動しての後半クロカンとなります。

女子組:葉月選手、44秒差を逆転して宮様初優勝!

エントリー7名で、まずは
前半ジャンプ

2番スタート、中学1年の菊池楼紗 選手、74メーター



6番スタート、宮﨑彩音 選手、86.5メーター



最後の池田葉月 選手、81メーター



女子組 前半ジャンプ終了

アヤネ選手がトップ。
ハヅキ選手が2位に付け、ロウサ選手が続く展開となりました。




で、午後のクロカン会場は白旗山なのですが、一般の者が宮の森から移動するのは、かなりハードルが高いのです。

白旗山競技場は徒歩圏内に公共交通機関が一切無く、地下鉄の福住駅か大谷地駅からタクシーで向かうことは出来ますが、帰りはまた呼ぶ必要が有り、昨今はタクシーの台数が減ってきているようで、呼んでも来て貰えないケースが多発しています。

白旗山は誰でも車を停めることが出来ますが、宮の森には一般の者が車を置かせて貰える場所が一切無いため、車だけで行き来することが出来ません。

これでは、例え札幌近辺に住んで車を所有していたとしても、両方に行こうという気にならない方が多いでしょう。

なので私は、あらかじめレンタカー予約をしておき、宮の森からバスと地下鉄でレンタカー屋に移動してから、車を運転して白旗山に辿り着いたのでした。

そうまでして観に行こうと考える一般人など皆無に近いからか、白旗山競技場には入場受付等も無いどころか、後半クロカンのスタートリストも一般客の分などは用意して頂けていません。

なので、関係者の方に「せめてスタートリストの写真だけでも撮らせて頂けませんか?」とお願いし、ようやく見ることが出来たのが、

でした。

後半クロカン

女子は2.5kmコースを2周のため、競技場に戻って来た時が中間地点です。

この時点ではまだアヤネ選手がトップですが、
ハヅキ選手が30秒近く詰めて、この時点で18秒差。

3番スタートのロウサ選手にも、藤原柚香 選手が迫ってきています。


ゴールシーン

2周終えて競技場に最初に戻ってきたのは、ハヅキ選手。
アヤネ選手が2位で入り、柚香選手が3位でゴールされました。


前半2位から逆転優勝の葉月選手。
この3日後の伊藤杯コンバでも優勝されるなど、ジャンプもクロカンも確実に上達されてますので、今後の活躍も楽しみな選手ですね。



女子組 公式成績表




少年組:18秒差スタート3人の争いは、アツシ選手に凱歌
成年組:アグリ選手、51秒差を中間で追い付いて独走ゴール

この大会は、少年組と成年組を一緒に行う形式で、少年組27名、成年組17名の、総勢44名がエントリーされています。

前半ジャンプ

いわて国体成年A3位の海沼史人 選手、88.5メーター

3番スタートをゲット。


山﨑叶太郎 選手、85メーター

男子全体でも6番となる少年組トップスタート。


そして、いわて国体コンバインド成年Aを制した小林朔太郎 選手。
一人だけ異次元のジャンプで、97メーター

断然トップに立ちます。


野沢温泉での高校選抜コンバインド覇者の森恢晟 選手、87メーター

キョウタロウ選手に9秒差の少年組2番(全体8番)スタートに。


いわて国体コンバインド少年組覇者、前日のノーマルヒルでも2位に入った成田絆 選手、87.5メーター

少年組3番(全体10番)スタートに。


畔上祥吾 選手は、87メーター

98秒差の5番スタートに。


小山祐 選手、86.5メーター

91秒差の4番スタート。まずまずの位置でしょうか。


そして最後の清水亜久里 選手、90.5メーターのナイスジャンプ。

朔太郎選手と51秒差の2番スタートとなり、逆転優勝を狙える位置に付けることが出来ました。



少年組&成年組 後半クロカンスタートリスト
(こちらも、女子組と同様、関係者の方にお願いして写真だけ撮らせて頂いた物になります)



後半クロカン

1周目から2周目に入る地点

1番スタートの朔太郎選手がトップで通過しましたが、アグリ選手が追ってきて、その差が35秒に縮まってます。


中間地点

アグリ選手が朔太郎選手に追い付いて来て、並走しながらトップ通過。

キョウタロウ選手は、成年組の拓哉選手やショーゴ選手と並走しながら少年組トップですが、アツシ選手とカイセイ選手がすぐ後に迫って来ています。


3周目を終えて、最終周へ

アグリ選手がトップを走り、既に30秒の差が付いて独走態勢に。

朔太郎選手、祐選手、タクヤ選手、ショーゴ選手と続き、湊祐介 選手も上がって来てます。

その後、少年組トップとして、キョウタロウ選手とカイセイ選手とアツシ選手が並んで通過。
少年組の優勝争いは、最終周に持ち込まれたようです。


ゴールシーン

アグリ選手が差を広げて1位ゴール。

祐選手は、最後の直線で朔太郎選手に追い付いて2位に入り、
祐介選手、ショーゴ選手、タクヤ選手が4~6位。

その後に、アツシ選手がキョウタロウ選手やカイセイ選手を振り切って少年組1位でゴールされました。


成年組優勝のアグリ選手。
ジャンプ2位、クロカン3位の安定した力で、2位に30秒以上の差を付けての圧勝でした。



白旗山で魚🐡釣りました
じゃなくて、
少年組の金メダル🥇を取ったアツシ選手。
札幌での試合は、ほぼ初参戦にも関わらず、前日のスペシャルジャンプノーマルヒル2位に続いて、この日は1位と、連日の好成績で大会を盛り上げてくれてますね。



少年組 公式成績表


成年組 公式成績表



全選手がゴールされたのは15:15頃でしたが、公式成績の認定に時間が掛ったようで、表彰式が行われたのは16:25からとなりました。



表彰式女子組

1位 池田葉月 選手(札幌日大高2年)
2位 宮﨑彩音 選手(早大2年)
3位 藤原柚香 選手(東月寒中2年)
4位 沢谷亜海 選手(サッポロノルディックSC)
5位 菊池楼紗 選手(名寄中1年)
6位 山崎詩由衣 選手(木島平中3年)


表彰式少年組

1位 成田絆 選手(花輪高2年)
2位 森恢晟 選手(東海大札幌高2年)
3位 山﨑叶太郎 選手(飯山高3年)
4位 山川伶欧 選手(新井高3年)
5位 眞正蓮 選手(飯山高2年)
6位 小野沢秀太 選手(飯山高2年)


表彰式成年組

1位 清水亜久里 選手(ユーグレナ)
2位 小山祐 選手(岐阜日野自動車)
3位 小林朔太郎 選手(慶大4年)
4位 湊祐介 選手(イトイ産業)
5位 畔上祥吾 選手(中大3年)
6位 中澤拓哉 選手(中大1年)


日が陰りつつ有る夕方の、マイナス1℃の寒風の中での表彰式となり、選手達も寒そうでしたが、大会が無事に終わって良かったです。

選手の皆さん、お疲れ様でした。




下記YouTubeチャンネルに、今大会で撮影させて頂いた全動画を投稿しておりますので、宜しければこちらも併せてご視聴ください。
第94回宮様コンバインド 2023/03/04(土) 宮の森ジャンプ競技場&白旗山競技場 – YouTube